この想い【伏黒恵】

合同任務7 ページ24

伏「終わりましたね。それで、さっきの声って言うのは」

『皆には、聞こえてない……』

(嘘…まさか…)

『…そんなわけ…ない』

ボソッと呟く

虎「奏音、大丈夫?顔色悪いけど…」

『ん、大丈夫…だから』

野「終わったわね、もう帰っていい?」

『まだ、特級が残ってる』

野「今倒したのは特級じゃないの?」

『そう…なんだけど』

虎「…!」

伏「どうした、虎杖」

虎「来る…!」

呪[ーーー、ーー]

『っ!!』

(怖い怖い怖い怖い怖い)

何かが聞こえる

それがどうしょうもなく怖い

ダメだこのままじゃ、そう思うのに、体が動かない

呪霊が、姿を表したまま動かない

悠仁が呪霊に殴りかかる

『悠仁!!だめ!!!』

虎「!!」

伏「三条先輩?」

野「奏音どうしたの、あのままじゃ…!!」

『ダメ…皆、動かないで…下がって』

どくどくと心臓の音が大きくなっていく

(あぁ、そうだ、こいつは…)

呪[ココニ、イタ、アソボ、アソボ]

(嫌だ、嫌だ、嫌だ…!!)

呪[コッチニ、オイデ、オイデ]

(来ないで…!!)

気づいたら床に倒れていた

そして、呪霊は消えていた

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