7話 ページ8
銃と、ポケットに押し込んだ弾をベッドの上に放り投げる。
それからベッドの下に隠してあった手作りの木刀を引き出して、肩に担いで外に戻った。
｢あらーA、いつの間にそんなブッソウなもの買ったの｣
｢銃よりマシでしょ。あと作ったの｣
｢用意周到なことで……｣
呆れた、と首を横に振るルパンを横目に、五ェ門に向き直った。
｢教えると言ったものの、
｢それだけ？じゃあ早速｣
木刀を右手で持ち、少し体制を低くしながら五ェ門に向かって一直線に走る。
動く気配が感じられないので、一気に間合いに飛び込んで木刀を横に振った。
鈍い音が響いて、手がびりびり痺れる。
入ったと思ったのだが、腹のすぐ横に斬鉄剣が滑り込んでおり、木刀は受け止められていた。
ぎ、と力を込めるも、片手で構えられた斬鉄剣はビクともしない。
｢力を入れ過ぎると転ぶぞ｣
そう言われたかと思うと身体を引かれ、私は横によろけた。
間一髪転ぶことはなかったが、息付く暇もなく鞘から抜かれていない斬鉄剣が打ち下ろされ、バランスを崩していた私は左肩にそれをマトモに受けた。
｢いっ……だぁ……！ごえもん……！そんな本気でやらないでよ……！｣
｢Aも本気で振ってきたであろう。それに、力を抜くと修行にならない。当たりたくなければ、避けるか受け止めればいい話だ｣
それだけを言うと、まだ肩を押さえうずくまっている私に向かって五ェ門はまた斬鉄剣を振り下ろしてきた。
思っている以上に練習はキツイ。
これは今日1日で、全身青アザだらけになりそうだ。
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遊星(プロフ) - 新門アカツキさん» 分かりました。お節介かもしれませんが宜しくお願いします。 (2020年3月25日 17時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - ななしさん» ななしさんコメントありがとうございます！忙しかったり筆が進まなかったりと言った事が重なり、更新が遅くなってしまいました。これから更新していこうと思っているので、気を長くして待って頂けると嬉しいです！ (2020年3月25日 13時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - 遊星さん» 遊星さんコメントありがとうございます！勢いだけで書き始めたので、急に筆が止まってしまい...(笑)これから少しずつ更新していこうと思っていますので、気長に待って頂けると嬉しいです！ (2020年3月25日 13時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 面白いです！停止ですか.......? (2020年3月23日 1時) (レス) id: 8ef6779e59 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年3月8日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新門アカツキ | 作者ホームページ：http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/kirakoi
作成日時：2019年12月8日 13時
