番外編・クリスマス ページ14
番外編です。
クリスマスはとっくに過ぎた？
せやな。
なにぶん書くのが遅いのですみません(土下座)
朝、いつもと同じ様にカーテンを開けられて窓から差し込む光で起こされた。
ひとつ違ったのは起こしに来た人だ。
｢へ……？五ェ門……？父さんは……？｣
｢おはようA。次元とルパンは用があって朝から出掛けている｣
｢ふぅ〜ん……｣
五ェ門の話を半分聞き流しながら寝ぼけ眼のままリビングに向かい、用意されていた朝食を頬張った。
｢でさ五ェ門、起きた時寝ぼけてたから聞けなかったんだけど、朝から行かなきゃいけない用って何？｣
朝食を食べ終えてやっと頭が働き始めたので疑問を口にすると、五ェ門は言いにくそうに顔を顰めた。
五ェ門がそんな顔をするなんて、そんなマズイ事なのだろうか。
｢…………あまり、言いたくはなかったのだが、2人は欲しいものがあるとかで……｣
｢盗みに出てんの？｣
｢……まあ……そういう事になるな……｣
一気に機嫌が悪くなった私の声を聞いて、珍しく五ェ門は歯切れの悪い答え方をした。
有り得ない。
連れて行ってくれないとしても、何か一言言って欲しかった。
私がついて行きたがっている事位知っている筈なのに。
｢もういい。五ェ門、稽古つけて｣
｢夕飯を作っておいてくれと
木刀を取りに部屋に戻ろうとすると、そんな言伝が背後から投げ掛けられた。
｢気が向いたら｣と返したが、作ってやる気なんかさらさらない。
何も言ってくれなかった2人に対してのささやかな抵抗だ。
｢もっと腰を落とせ。でないと強く打てないぞ｣
｢ハァッ、やってる……！これ以上……ゲホッ、落とせって、言うの……！｣
いつも通り木刀は振るっても当たらないし、五ェ門のアドバイスも聞いているが、今日は何故か無性にイライラする。
｢ッソ、が……！｣
ヤケクソで振った木刀は当然の事ながら避けられ、オマケに鳩尾に一撃もらった。
｢集中力が欠けているぞ。今日はやめておくか？｣
｢…………やる｣
とは言ったものの、結局今日はロクな練習をすることが出来ずに終わった。
家に戻ると、自分の部屋に入り木刀を放り投げてベッドに倒れ込んだ。
｢A、昼飯はいいのか｣
｢いらない。寝る｣
そうか、と言って私の部屋から出ていく五ェ門の｢次元と似てきたな……｣という独り言に、似てないし、と聞こえない程度の反論をした。
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遊星(プロフ) - 新門アカツキさん» 分かりました。お節介かもしれませんが宜しくお願いします。 (2020年3月25日 17時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - ななしさん» ななしさんコメントありがとうございます！忙しかったり筆が進まなかったりと言った事が重なり、更新が遅くなってしまいました。これから更新していこうと思っているので、気を長くして待って頂けると嬉しいです！ (2020年3月25日 13時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - 遊星さん» 遊星さんコメントありがとうございます！勢いだけで書き始めたので、急に筆が止まってしまい...(笑)これから少しずつ更新していこうと思っていますので、気長に待って頂けると嬉しいです！ (2020年3月25日 13時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 面白いです！停止ですか.......? (2020年3月23日 1時) (レス) id: 8ef6779e59 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年3月8日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新門アカツキ | 作者ホームページ：http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/kirakoi
作成日時：2019年12月8日 13時
