1話 ページ2
私の記憶が確かなのは、薄暗くて冷たい路地に空腹で倒れ込んでいたところからだ。
どっかの国の、どっかの街の、どっかの路地裏で、8日間何も口にしていなかった小汚い少女は死にかけていた。
表通りは珍しくバカみたいに五月蝿くて、でもその音は膜が張ったようにぼやけて聞こえた。
視界も霞がかかってよく見えなかった。
あぁ、このまま死ぬのかな、と上手く動かない指先を動かしながら齢6歳ながらに思った。
カッ、カッ、と鋭い音が足早に近付いてくる。
私なんかに目もくれないのは分かっていたが、無意識に足音の主に手を伸ばしていた。
案の定、その人はそのまま通り過ぎていってしまった。
ほらね、やっぱり。
本格的に力が入らなくなってきた腕が地面に落ちようとしたその時、手を掴まれた。
「そんな顔して見られちゃ、そのまま見過ごす訳にはいかねえだろ」
そのまま抱きかかえられて、温かい体温と心音に私は目を閉じた。
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遊星(プロフ) - 新門アカツキさん» 分かりました。お節介かもしれませんが宜しくお願いします。 (2020年3月25日 17時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - ななしさん» ななしさんコメントありがとうございます!忙しかったり筆が進まなかったりと言った事が重なり、更新が遅くなってしまいました。これから更新していこうと思っているので、気を長くして待って頂けると嬉しいです! (2020年3月25日 13時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - 遊星さん» 遊星さんコメントありがとうございます!勢いだけで書き始めたので、急に筆が止まってしまい...(笑)これから少しずつ更新していこうと思っていますので、気長に待って頂けると嬉しいです! (2020年3月25日 13時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 面白いです!停止ですか.......? (2020年3月23日 1時) (レス) id: 8ef6779e59 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年3月8日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:新門アカツキ | 作者ホームページ:http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/kirakoi
作成日時:2019年12月8日 13時