47＊おめでとう、 ページ49
「「ごちそうさまでした！」」
「あ、天宮くん、プレゼントあ「え？！ほんと？！」……あるんだけど、まだ秘密でーす。最後に渡しまーす」
へへ、ちょっとだけ、玄関のことの仕返し。
そのあとは、対戦ゲームでボロ負けしたり、感動系のDVDで泣いちゃって「可愛い〜！」とか散々からかわれたり、肩を寄せ合って座って、だらだらとテレビを観たりした。
どれも彼の新しい一面。
こんな風に過ごしたのは初めて。
(ほんとうに、しあわせだ、)
＊
午後3時、2人でケーキをお皿に切り分ける。
「うわああもう！美味しい！神！！」
って食べるなり叫んだのは天宮くん。
私もぱくり、一口食べると、
懐かしい甘いクリームの味。
「本当だ、限定なだけある、」
そう、1日に限定10個。プレミアム。
早朝に並ばなきゃ絶対に買えないくらい人気なんです。
……そして、
ケーキも美味しいけど、約束も守らないとね。
「ね、約束通り、プレゼント渡すね！」
背中に隠していた、リボン付きの小さな白い箱を取り出した。
天宮くんがそれを見て動きを止めると、「え？なに、結婚指輪？」なんて、とっさの冗談。
…緊張してるの、硬い表情でバレバレだけど。
箱を差し出して、ずっと心の中で練習してた言葉を言うために、息を吸った。
「________誕生日おめでとう、翔太」
「っ…………？！」
天宮くんが顔を真っ赤にして、かち、って固まった。
どうやら大成功、みたい。
「えっ意味分かんね……いや、A、なにそれ、」
「開けていいよ」
「いや違くて、今なんて」
「え？お誕生日おめでとう、」
「いやそのあと「翔太！」………っ、」
んー？ってとぼけると、天宮くんは顔を両手で隠して、
それから、小さい声。
「…………不意打ちは反則だってば……」
「あー照れてる！大成功だ！」
本当は私がいちばん照れてるけど。
「ねえ、翔太！開けてみて」
顔を見せた彼はそっと箱を開けて、それから今日最高の歓声を上げた。
「うわああぁ…！！すごい、綺麗…！」
「腕時計、欲しがってたって聞いたから」
「ありがとう…！大事にする、本当に、ずっと大事にする！」
目をきらきらさせて笑った、その表情を私は、ずっと大事にしたくなる。
「これからも私と仲良くしてください、」
「もちろんでしょ…！泣きそうなんだけど！」
「いつもありがとうね、翔太。」
☆お知らせ、最後まで読んでください！→←46＊卵にトーストに
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イリカ(プロフ) - わ！楽しみにしてます！これからも頑張ってください！！ (2018年6月3日 15時) (
レス) id: 795815d954 (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» そんなことないですよー！今はまだちょっと言えないんですが、本編の終わった直後にそのアイディアがちょうど入れられそうな番外編の構想があるので、楽しみにしていただけたらと思います…！多分月に憧れての方に入るので…！ (2018年6月3日 6時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
イリカ(プロフ) - いえいえ、無理なお願いをしてしまい、本当に申し訳ないです。すみません！これからも楽しく拝読させていただきます！！ (2018年6月2日 23時) (レス) id: 795815d954 (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» 本編に入れることは叶わなそうなので、それは申し訳ないです！> < (2018年6月2日 14時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» ありがとうございます…！リクエストすっっっごく嬉しいです！！実はお話の展開が最後まで固まってしまったところなので、最終回の後に更新する番外編で、そのアイディアでお話書かせてもらってもいいでしょうか…？！私もぜひぜひ書かせてほしいです、、！ (2018年6月2日 14時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
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