27＊好き。 ページ28
「わ、私も。天月くん、
……ううん、
天宮くんが、すき、………です」
簡単に流された訳じゃない。
本当の気持ちだ。
天月くんは、
あたふたとした後に顔を覆って、その場にしゃがみこんでしまった。
「え、え？あの、……」
戸惑う私をしゃがんだまま、上目遣いで見上げる天月くんと、目が合う。
「………ほんとに？」
「ほ、ほんと。嘘いうわけ、ないでしょ、」
「…………じゃあ、…付き合ってくれる……？」
「付き合って『あげる』わけじゃない、私が付き合いたいから、だから今、返事、したんだよ」
恥ずかしいけど、素直に伝えておく。
天月くんはまた顔を覆ってしまう。
「………ねえ、めっちゃ嬉しい……
…今さ、抱きしめたら怒る…？」
「ど、どーぞ、お好きに、」
私が言うと、天月くんは立ち上がって、私をぎゅっと抱きしめた。
耳元で声が聞こえる。
「嬉しい。嬉しい、…ほんとに、」
「わ、私も、…その、天月くんが、頑張ってて、感動したっていうか、」
「翔太でいい」
私を遮って、天月くんが言う。
「へ？」
「天月くんより、天宮くんより、翔太がいい。翔太って呼んでよ、A」
「そ、そんな急に出来ないって、」
「………んー、じゃあ、呼べるまでは、せめて天宮くんて呼んで。俺は、呼び捨てしてもい？」
「どーぞ、」
「ほんと？！」
身体を離して私の顔を見つめて、ぱっと明るくなる彼の表情。
「A、…明日から彼女として、よろしく、……あーめっちゃ嬉しい……！」
後ろ向いてガッツポーズしてる、彼を見て笑ってしまった。
そんな嬉しいんだ、
そんなに頑張ってたんだ。
私も、嬉しい。
今日のライブ、来てよかったなあ。
○＊・○＊・○＊・○＊・○＊・○＊・○＊
あの！11人もお気に入りして下さっているとは！作中の2人ではないですけど、本当に嬉しいです！(笑)
そして5月の話をずっと書いてる私は一体…^_^; 季節追いつけるように頑張ります…！
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イリカ(プロフ) - わ！楽しみにしてます！これからも頑張ってください！！ (2018年6月3日 15時) (
レス) id: 795815d954 (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» そんなことないですよー！今はまだちょっと言えないんですが、本編の終わった直後にそのアイディアがちょうど入れられそうな番外編の構想があるので、楽しみにしていただけたらと思います…！多分月に憧れての方に入るので…！ (2018年6月3日 6時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
イリカ(プロフ) - いえいえ、無理なお願いをしてしまい、本当に申し訳ないです。すみません！これからも楽しく拝読させていただきます！！ (2018年6月2日 23時) (レス) id: 795815d954 (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» 本編に入れることは叶わなそうなので、それは申し訳ないです！> < (2018年6月2日 14時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
あきおと(プロフ) - イリカさん» ありがとうございます…！リクエストすっっっごく嬉しいです！！実はお話の展開が最後まで固まってしまったところなので、最終回の後に更新する番外編で、そのアイディアでお話書かせてもらってもいいでしょうか…？！私もぜひぜひ書かせてほしいです、、！ (2018年6月2日 14時) (レス) id: 591088b3ea (このIDを非表示/違反報告)
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