【APH】神出鬼没の御国サマ【ヘタリア】 (ページ27)

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ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…ﾊﾟﾁ…

焚き火の音が響き

空もすっかり暗くなり、星だけが輝く深い夜

ドイツと日本だけが唯一起きていた

独｢…｣

日｢…｣

伊｢…Zzz〜｣

『ｽｰｽｰ…』

………。

独｢＿＿ッ！！｣

日｢＿＿ッ！！｣

『＿＿ッ！！』

すると突然三人が何かに気が付く

独｢来たようだな｣

日｢そのようですね｣

『遂にか…』

伊｢なにがー？｣

どこか張り詰めた雰囲気になる

独｢連合国の奴らさ｣

目の前の崖の上には
連合国達が囲むように立っていた

独｢…｣

日｢…｣

『…』

三人は懐から

ドイツはピストル
日本は刀
Aは鉤爪とガトリングガン

連合国の方へと構える

伊｢パタパタパタ〜｣(※白旗)

米｢ハーッハハハ！

ヒーローの俺が指示を出す！

行け！中国！！｣

中｢ッ…あいやーッ！！｣

中国が崖から豪快に飛び降り

こっちに向かって来るため

ドイツと日本とAは攻撃態勢に入る

イタリアはさっきよりも必死に白旗を振る

中国の素早い動きと
中華鍋の攻撃を次々と交わすドイツ

と……

中｢はあ…ッ！アチョー！｣ｶﾞｺﾝ‼

独｢うっ…｣

中｢アチョ！！｣ｶﾞｧﾝ‼

日｢うわあ！！｣(弾き飛ばされる)

『ああーッ！！

ドイツと日本が中華鍋で一気にやられた！！

ッわ！？』

すると今度はAにも攻撃が

が、ギリギリで何とか交わす

中｢A…！連合国に入るある！｣

『絶対嫌！！』

とすぐにあの中華鍋の攻撃が飛んで来たが
ガトリングガンでガードする

『ッ…！！』ｼｬｷﾝ!

中｢…！？っ｣

鉤爪で攻撃するも
中国もまた、避けたりガードしたり

伊｢うわあ！！Aがんばって〜！！！｣

『イタリア…！？

ッ…く…』

一瞬の不意を突かれ、中国にイタリアの方へと蹴り飛ばされてしまう

伊｢ヴェ！？A大丈夫？！｣

『うん…ごめんイタリア…やられた』

伊｢Aは謝らなくていいよ！俺のせいで〜！！ごめんねA！｣

『大丈夫だよ！イタリア、気にしないで

(痛かったけど…苦しくない…

急所は避けて攻撃した…！？

一体何故…あのままトドメを刺せば…

というか、攻撃というより

イタリアの方へ誘導させた気が…)』

中｢…！｣

伊｢ヒッ…！！｣

『……！？』

三人を難なく倒した中国は
横目でイタリアとAの方を見据える

一瞬だけAを心配するような目で見ていた