【APH】神出鬼没の御国サマ【ヘタリア】 (ページ26)

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アメリカの倉庫掃除 end ページ26

米｢そっか…そんなことがあったんだね

俺が去って行ったあの後…｣

アメリカが語ってくれたのだ

あの時の心境を

私もアメリカに

あの時、あの後、何があったのかを語った

『うん…あの時は冷たく当たっちゃってごめんね』

米｢いや…大丈夫なんだぞ

ああでもしてくれなきゃ…

きっと俺は罪悪感に苛まれていただろうし…

むしろ、イギリスも慰めてくれてありがとう｣

アメリカのまっすぐな目

まっすぐな言葉

あんなことがあったのに

まだまだ心優しい青年だとAは思った

『……！！

何だよそれー！アメリカらしくないよ！』

米｢うわっ！頭わしゃわしゃするのはやめるんだぞ！｣

照れ隠しするように頭を撫でる

『でも本当…
アメリカには辛いこと思い出させちゃったね…』

米｢ははっ、なに
元々沢山の思い出が詰まった倉庫なんだから

Aが気に病む事はないんだぞ！

それに俺はヒーローだからね！

過去の事は気にしない主義なのさ！｣

アメリカの言葉は本心から言ってるようで

ひとまず安心する

米｢それより…俺が倉庫掃除に誘ってしまったせいで…

Aの方が…辛かっただろう？｣

『…そうだね……

でも！今は平気だよ！

こうして話して、笑い合えるし

イギリスも立ち直って来てるし…』

米｢まだ若干引きずってて、吐血するけどな｣

『あはは、確かに』

立｢あ！アメリカさんとAさん！

そこでしたか〜！｣

なんて他愛もない会話をしていると

丁度そこへアメリカ達を探していたであろう

リトアニアがやって来る

米｢やあ、なんか…埃とかゴミとかが凄くてね…

全然掃除捗らなくて…今日はやめる事にしたよ｣

『結局またできなかったね…』

立｢へえ〜、大変でしたね…

あっ！じゃあコーヒー、ここで飲みますか？｣

米｢うん！そうしよっか｣

＿＿＿

ｽﾞｽﾞ…とコーヒーを啜る

『(苦い…けど…どこか甘い…)』

きっとリトアニアが気を利かせて砂糖を少し入れてくれたんだろう

米｢古いもの見てると色々思い出して…

捨てらんないんだよな

……っはあ〜なんか

俺もオッサンになったのかな？｣

立｢大人になったんですよ｣

Aはコーヒーに砂糖とミルクを足すと

また一口飲む

『(甘くて美味しい…)』

そんなのんびりとした一日を過ごし

倉庫掃除はまあ…

終わったことにしておこう

アメリカの倉庫掃除end