【はたらく細胞】自然免疫と獲得免疫のあの子

インフルエンザ ページ26

Ｔ細胞の仲間である

ナイーブＴ細胞

そのＴ細胞は今、暗闇の中、


一人で偵察をしていた＿＿＿＿






ナイーブ｢ヒッ…！うわあ！！


うぅ…何だここ…はあぁ…

誰もいないよ…どういう事だ…？！うぅ…怖い…｣


が、そんな臆病なナイーブＴ細胞に追い打ちをかけるかの様に…



ｶﾞﾀﾝ！




ナイーブ｢……え…



で…出たーーー！！！｣



インフルエンザ菌に感染してしまった細胞とバッタリ会ってしまった



ナイーブ｢な…何だコイツ…！｣


と、後ろから物音がする



ナイーブ｢後ろからもーーーッ！！！


ウワアアア！！！｣



そう…背後からも沢山のウイルスが蠢いている

逃げた先にも、行く先行く先ウイルスと鉢合わせしてしまう




ナイーブ｢助けてくれーーッ！！！｣



泣き叫びながら大量の細菌から逃げて行く


だが…遂に捕まりそうに＿＿＿＿




1146｢抗原発見！！｣



『……！』




白血球が壁の隙間から出て来る

Aは上から武器と共に降ってくる




二人の登場で一気にウイルス達は倒されていった









＿＿＿＿









1146｢おい、大丈夫か？｣


『ん？ナイーブじゃない』



ナイーブ｢あ…あ………



ありがとうございますーーー！！！｣



1146、A｢『あ…いや…どういたしまして;』｣





『所でナイーブ、こんな所で何してたの？』


1146｢所属は？｣



ナイーブ｢あ…ぼ…僕は…さっきAさんが言ってた通り…

ナイーブＴ細胞と云って、Ｔ細胞戦闘員の下っ端で…偵察中なんです…

でもゾンビみたいなのがいっぱいいて…ここ何なんですか？


て云うか…貴方は何故壁から？｣


1146｢遊走だ

コイツらは…元はただの一般細胞だ

ただ…感染してしまったらしいな｣



倒したばかりなのに、沢山のウイルス細胞がウジャウジャ出て来る



『アイツらはウイルスに感染してる』


ナイーブ｢ウイルス！？｣


『そう、インフルエンザウイルスって云う病原菌』


1146｢奴らはああして細胞の身体に寄生して数を増やすんだ！これ以上増殖する前に殺すしかない！｣



1146、A｢『お前は援護！』｣



二人は武器を構える…が…



ナイーブ｢……｣ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ



1146｢…あれ……おい！｣


『ちょっと……ナイーブ？！』



肝心のナイーブＴ細胞はうずくまっていた

∵→←すり傷（終）

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