○当たり前×Silk ページ2
｢｣ シルク 『』 あなた
――――――――――――――――――
ピピｯ
39.1
『また上がってる…』
私は絶賛風邪っぴきなうだ。
明日は久しぶりのデートっていうのに。
シルクには風邪とは言わず学校の予定が
急に入ったと言っておいた。
下手に心配されるのも
申し訳ないからね。
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
誰だろ？
スマホの画面にはシルクという文字。
これは出るべきか出ないべきか…
考えていたら手が勝手に
応答のボタンをタップしていた。
｢お前、風邪ひいてるんだろ？｣
『えっ…？』
｢さっきAの学校の友達に会った。
今日は学校お休みって。
あと、A最近学校休んでるってことも。
なんで言わねぇんだよ。｣
『だって…心配するでしょ…？
お仕事忙しいのに私のことなん…｢ほんとバカ｣
『お仕事の邪魔したくないもん』
シルクから返事が返ってこない。
もう！電話だけしといて！
すると玄関のドアが開く音がした。
そして、誰かが入ってくる。
私は怖くて布団に被った。
｢仕事なんかよりお前の方が大切だよ｣
聞きなれた声。
私が聞きたかった声。
そばにいて欲しい声。
『シルク…？』
｢風邪引いてんなら正直に言えって｣
『でも、移っちゃう。。』
｢いいの。俺強いから。｣
彼はクシャっとした笑顔を見せる。
『ありがとうシルク。』
｢当たり前だろ。｣
──────── ﾁｭｯ
そう言って唇に触れるだけのキスを落とした
気づいたら彼が隣にいるのが
当たり前の生活になっていた。
優しく笑う彼がいるから、
私は私らしく居られるんだ。
病院から出されるお薬より
ドラッグストアに売っているお薬より
どんな薬より私には彼の笑顔が1番で
ずっと彼の隣で過ごしたい。
これからもよろしくね。
シルク。
end.
――――――――――――――――――――――――――
今回は山本彩さんの｢JOKER｣の歌詞を使って書いてみました。山本ヲタクなんでこれから度々出てくると思いますが、ご了承ください(笑)
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ニコニコ(プロフ) - ありがとうさん» コメントありがとうございます！頑張りますっ！ (2018年1月10日 5時) (
レス) id: faf3773d25 (このIDを非表示/違反報告)
ありがとう - 優しい雰囲気のお話しがいっぱいで心が温かくなりました。頑張って下さい！ (2018年1月10日 1時) (レス) id: c492c6ea1d (このIDを非表示/違反報告)
ありがとう - 生徒手帳はもっきゅんらしくて好きです。 (2018年1月10日 1時) (レス) id: c492c6ea1d (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ(プロフ) - 石岡咲枷さん» コメントありがとございます！そう言っていただけて嬉しいかぎりです（；_；）頑張ります！ (2018年1月3日 9時) (レス) id: faf3773d25 (このIDを非表示/違反報告)
石岡咲枷(プロフ) - この作品大好きです！応援してます。更新続けて頂きたいです！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: 7f55965374 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコニコ | 作成日時：2017年12月2日 19時
