TOKAI CAT

（１９） ページ20

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新年早々、Aは熱をだした。
プリキュアの服なんか着て寝るからやん…
あんだけ着替えろって言ったのに…

色々言ったところでなってしまったものはしょうがない。


「食べたいものある？」
「だっこ…」
「はいはい」


俺だけじゃあ心配とか言って、撮影は休みなのにりょうととしみつが来た。


「めっちゃだるそう。てつや、熱は？」
「39.5だった気がする」
「気がするって、最後にいつ測った？」
「昨日の夜」
「俺たち来て良かった」


病院に電話するとかしないとか俺抜きでどんどん話が進んでいく。


「あのぉ、俺、一応父親よ？」
「Aの好きなもの買ってこい」
「あ、はい」


なーんで俺が追い出されないといけないんだ！

まぁ、でもここはこいつらに従おう。生死に関わることかもしれんからな。どっかのサイトで見た、小さい子の発熱は危険だとか。

こういうときって、何がいいんだろう。
Aの好きなもの…好きなもの…



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