出会い ページ1
カルマside
ーあいつの事が気にくわないー
そう思ったのはいつからだったか。
あいつはA組。俺はD組で。
そんな俺らが出会ったのは授業中だった。
そう、俺はサボっていたのだ。
いつものさぼりスポットで寝てた時、起こされたのだ。
そりゃあ、誰だって寝てるところを起こされたら怒るだろう。
A おーい。
カルマ …何。
A あっ。起きたんだ。
カルマ ！！！！
(こいつはA組の浅野君の彼女！)
A…？
カルマ A組が何の用？
A へ〜。私のこと知ってるんだ。
カルマ 有名人じゃん。
A 何で有名なのかはわからないけどまあ、いいか。
カルマ …で、何なの？てか授業は？
A あ〜。実はさ、さっき授業中に外見たら寝ている人見つけてさ、まさかこの椚ヶ丘の授業サボる奴いるんだな〜って気になって(笑)
カルマ それが俺だったってわけか。
でも、今授業中だよ？A組がここにいて良いの？
A あ〜。後々面倒な事になるかもだけど、つまんない授業うけるよりはこっちのが面白いと思って(笑)
カルマ へ〜。A組にもこんな人がいたなんて意外だわ。
A 元々、理事長の方針気に入ってないし。
それに担任は、おんなじ事しか言わないし、インコかよって感じ
カルマ あんたさ、結構言うね。笑
A そう？いつもよりオブラートだよ。
カルマ それで？！
ー俺らはそうして話を楽しんだ。ー
カルマ あんたさ、名前は？
A 神城…神城 A ！
カルマ 俺は 赤羽 k
A 知ってるよ！赤羽業でしょ。
カルマ ！！！
A ずっと話したいと思ってた。
ピコンっ
A あっ。ラインだ。
え〜学秀？はいはい。もう戻るって。
えっ！プリン？！すぐ行く！
ごめん、カルマ。呼び出された。
また、話せるよね？
カルマ あ、うん。(やっぱ、浅野君の彼女なんだな。)
A またね！(ニコっ)
カルマ /////
ーそう、警戒心の強い俺でさえ彼女とは気軽に話せたー
ーこの時の俺はあいつのことが好きになってしまうなんて思ってもみなかった。ー
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作者名：AKR | 作成日時：2019年11月13日 22時
