Next to me (ページ8)

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2時間目に続き、

3時間目、4時間目も

頑張って起きてたつもりが気付いたら寝てて

『首痛い…』

桃「Aちゃん毎時間寝てたもんね(笑)」

『寝るつもり無かったのに』

変な体勢で寝たせいでガチガチの首をほぐしながら

今は廃部になってしまった軽音部の部室へ向かう

いつもお昼はここで食べるの

私は去年まで軽音部の部員だった

だけど1個上の先輩が文化祭のライブでやらかして廃部になってしまった

私の代の部員もそんなに多くなかったし、

一個下なんて一人もいなかったから

表向きは部員の数が足りてなくて廃部ってことになってる

機材とか楽器とか、安いものでは無いから撤去されずに残ってて

他のことでこの部屋を使う予定もないから

顧問の先生が好きに使っていいよって

部室はそのままにしてくれた

顧問の先生は音楽好きで

昔はドラムをやってたみたいで

部活には積極的だったから

軽音部についての会議の時

必死に部活を守ろうとしてくれてたみたいだけど

無理だったって聞いた

先輩がいない軽音部で活動するつもりはなかった私にとっては軽音部がなくなっても仕方ないって思ってたけど

部室が使えるのは有難い

千夏「ねえ、もうバンドやらないの？」

『うん…一緒にやる人いないし(笑)』

紗奈「え～Aがベース弾いてるとこもう1回見たいのに」

桃「ベース弾いてるAちゃんかっこいいのに～」

『へへ、ありがとう

いつかやる気が出たらやろうかな～』

千夏「いつかっていつよ」

『わかんな～い』

それ絶対やる気ないじゃん！って笑われた

だって先輩と一緒にやるから楽しかったんだもん

…そんなこと誰にも言わないけど