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返されたテストを一通り見て

赤点がないことに一安心

平均点は超えてなさそうだけど

私の中ではいい方だった

紗奈「A赤点あった？」

『なかった！』

紗奈「やるじゃん

がんばったね」

『うん

まあギリギリだけどね～』

紗奈「それでも赤点ないならいいじゃん」

『確かに』

さっちゃんとテストについて話してると

桃「Aちゃん大丈夫だった？」

千夏「聞いて！私全部7割とれてた！」

と、2人もやって来て

『大丈夫だった～！

夏休み遊べる～バイト出来る～』

千夏「やったじゃん！

今年は部活ないからいつでも遊べるよ」

去年は花火大会とかのイベント事の時しか遊べなかったから

今年はたくさん遊べるといいな

桃「もう！受験生でしょ～！

ちゃんと勉強しなきゃ」

千夏「わかってます…

勉強もちゃんとします」

紗奈「その前にうちらは総体でしょ」

千夏「だねえ

2人とも応援来てね」

次第に話題は総体の話に

『うん！絶対行く！』

桃「桃も行く～」

紗奈「A、今年はバイト入れちゃだめだよ」

『うん

ちゃんと休み取った！』

千夏「ほんと？

去年休み取るって言いながら忘れてたよね(笑)」

『ねえそれはほんとにごめん』

女バスの試合の日は休みにしようと思いながら

総体の日全日しっかりバイト入れちゃって

試合見に行けなかったんだよね

平日の昼だから代わってくれそうな人いないし

そのことに気がついたの

シフト出てからだったから

試合の日の数日前とかだもん

急すぎて無理だった

紗奈「Aが行かないから桃も行かないって

桃も来なかったもんね(笑)」

桃「だって、1人で行くの嫌だもん」

千夏「今年ちゃんと来てくれたら許す」

『今年は行くよね！桃ちゃん！』

桃「うん！」

4人で盛り上がってると

樹「男バスの応援も来てよ～」

と、いつの間にか田中くんが戻って来てた