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次の日も放課後3人と一緒に勉強して

憂鬱なテスト期間も乗り越えた

桃「みんなどうだった？」

『思ってたよりできた！』

紗奈「え～ほんとに？」

『赤点は回避できたと思う』

千夏「それできたって言わないよ(笑)」

今回は割と解けた方だと思う

テストの時は

出席番号順で座るから

隣は田中くんじゃないけど

教室の真ん中の方で

屍のような顔をした田中くんが

やっと終わった…

と呟いてる姿が目に入った

『田中くん、しんでる』

紗奈「ほんとだ(笑)」

千夏「なんか、松村と毎日勉強してたみたいだよ」

『松村ほんとに可哀想』

桃「Aちゃん、最近樹くんにも毒吐くようになったね」

千夏「あ、確かに」

そんなつもり無かったんだけどな…

．

テスト期間は最終日も昼までで学校が終わるし

更に今日はバスケ部が休みらしく

久しぶりに放課後4人でファミレスに行ってお昼ごはんを食べることに

紗奈「学校の近くにファミレスあるの最高～」

千夏「まあその分知り合い多いけどね」

なんて言いながらメニューを決める

私はパスタとドリンクバーを頼んだ

ドリンクを入れて

頼んだものが来るまでお喋りしてると

隣のテーブルに誰か来た

樹「あれ？千夏じゃん」

千夏「あ、樹」

樹「今日も4人？

ほんと仲良いなお前ら」

千夏「そういう樹も松村とふたりじゃん」

北斗「今日は樹の奢りだからな」

千夏「あ～そういう事か」

紗奈「樹、テストどうだったの？」

樹「まあ～ぼちぼち？」

千夏「あんなに勉強付き合ってあげてた松村が可哀想…」

樹「大丈夫赤点はないから」

とドヤ顔で言う田中くん

紗奈「いやそこ、どやるところじゃないから」

樹「そういうお前らは？」

千夏「まあ平均は超えてると思う」

紗奈「うん、私もそんな感じ」

桃「桃はいつも通りかな～」

『私は…半分くらいはできた？かな』

ほんとは半分もない気がしてるけど

なんだか恥ずかしくなってちょっと嘘をついた

北斗「A、嘘は良くないよ」

松村にはなんでもお見通しなの？？

『嘘じゃないよ

半分くらい解けた科目もあるもん』

北斗「解けたとしても間違ってたら意味ないじゃん」

『うう…』

何も言えなくなった私を見た松村は満足そうに再びメニューを見る

『松村ってほんと意地悪

そんなんだから友達少ないんだよ』

北斗「お前に言われたくねえよ」

『松村より友達いるから！』

北斗「どうせその3人と俺ぐらいだろ」

松村には勝てそうにない