好き (ページ43)

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あかん、楽しみで早く来たとか…あかんやろ((

かわええなって思ってたら我慢できそうに無かったから前々から行ってみたかったカフェに入って見ると

貴｢あ、みんなどうしたの？｣

((((( 練習まで時間あったからいつもここ来てるんだｯ !! )))))

貴｢へ～、そうだったんだ、ならなんで教えてくれなかったの - ｯ｣

振り付けを教えてる子たち…なんかな？
たわいもなく話しとるけど、
これって、バレたらあかんやつじゃ…

((((( あれ、そう言えば…一緒にいる人って )))))

貴｢あっ、えっとね…ま、丸山さん｣

((((( えっ!? 先生と丸山さんって…もしかして )))))

橙｢え、あ～いや～ｯ｣

貴｢まさか、付き合ってないよ？｣

あ、そこはためらい無くきっぱり言うんやな((
まぁ…そらそうか、何期待してたんや俺は

でも、ふと拒否した彼女を上からそっと見てみると
ほんのり頬が赤くなっているように見えた

少し、照れてる…?
もしそうやとしたら…なんでやろ

なんて考えてると
" 本当なんですか？ " と俺にも飛び火が回ってきて

橙｢あ～おん、せやねん｣

…今の答えかたあからさまに聞いてなかった感じやんな…
でもあの子達はザワザワしとるけど納得はしてくれたみたいやし、一安心やけど

付き合ってるって言えば、そのまま告白とか出来たんちゃうかな…

なんて考えていると
いつの間にか女の子達がお店から出ていて

貴｢丸山くん…？｣

俺の顔をのぞき込むように見つめる素振りに
またﾄﾞｷﾄﾞｷしながらも

橙｢…座ろっか｣

と相手を見つめて言ったら
大きく頷いて空いてる席に座った

それから一緒にパフェを食べて
お茶飲んで
今までのお互いの話をたわいもなくしていた

久しぶりに会ったから話したいことが沢山ありすぎて
俺は時間をすっかり忘れていた