好き (ページ23)

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俺は今何でこうなってんねやろ

耳元で囁かれた言葉に

俺はゾッとした。

その顔好き

俺、今どんな顔してんねやろ

そんな事考えてたら

俺は大倉にまた押し倒された

気を緩くしてたせいか、あっさりと

黄｢…何すんねん、離せや！｣

緑｢嫌や｣

黄｢は？｣

緑｢離さへん｣

黄｢なんやねん…笑ってるんか？俺が振られたから｣

緑｢…ちゃう｣

黄｢じゃあなんやねんって！！｣

泣きそうになりなりながらも

必死にこらえて

下から相手を怒鳴れば

緑｢…何でやろな、

慰め方知らんねん

これが俺なりの

慰めやねん｣

冷静に、でもどこか申し訳なさそうにそう言う相手を見れば

自然と涙が出てきた

黄｢なんや…ねんっ、慰めとか、そんなん要らんねん！！｣

涙こぼしながら、強気に述べても

大倉の表情は変わらなかった

緑｢…慰めでも、同情してるわけやない｣

黄｢同情やなかったら、なんやねんっ、｣

緑｢、忘れさせたいんや｣

黄｢……は？っ｣

大倉の言葉を理解出来なかった俺は

顔をしかめて涙目で睨めば

更に涙を流した

緑｢俺が

亮ちゃんの痛みを無くすから

今だけ、俺だけ考えて

他に何があったかなんて考えんで

されるがままで乱れて｣

いつもの大倉じゃない

優しさもあるけど

どこかブラックで

その言葉に反抗する間もなく

俺は大倉の下で喘__いだ

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