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脳内で彼への謝罪を述べたって、彼に届くわけがないのに。
口に出さなきゃ伝わらないのだって、ちゃんと理解してるのに。
それでも、いつだってこの口はちゃんと動いてくれなくて。
秘めた想いを言おうとして口を開いては噤んで、ぎこちなく誤魔化して。
いい加減気づいてよ、なんて思っても、気づかれるのもそれなりに怖くて。

気づかれたら嫌われるかもな。
ただでさえ喧嘩ばっかりで嫌われてるのに、告白なんてしたら。
諦めだって着いてるのに。
叶うはずないと、分かってるのに。
それでも、彼を好きになる事は止められなくて。
好きな人なのに喧嘩ばっかりして。
...そんな自分が、とことん嫌いだ。


なんでよ、なんで分かってくれないの。
なんで、気づいてくれないの。
喧嘩ばっかりは嫌だよ。
もっとちゃんと、仲良く過ごしたいのに。
素直に想いを伝えたいのに。
...君の事を思うだけで、こんなにも胸が痛いのに。
雨に打たれた体は、ずっと冷えているのに。

ちょっとぐらいあっためてよ、なんて考えたって、どこまでも無意味だけど。




「嫌い、嫌い嫌い嫌い!...大っ嫌い...きらい...。」

鈍感な所が嫌い。
直ぐに人の所為にする所が嫌い。
あれも嫌い。これも嫌い。
...全部、きらい...。

「うそ、っ......ほんとは、大好き...っ」

この言葉は届かない。
俺の想いは叶わない。
雨の音に声は掻き消されて、また雫が落ちていく。
体は冷え切っているのに、瞼だけは異様に熱くて。
泣いた事が嫌でも分かるほどに真っ赤になって。
今彼に会ってしまったら、絶対崩れそうなほど、心は脆くなった。

「好きなの...。」

_ズキリ。


.........ほら、また1つ、心に亀裂が入る。


____________________

今週全てのテストが返って来ました。
テスト勉強頑張ってください、等の応援コメントを頂けて、本当に嬉しかったです!
でも100点取れなかったんですよね...残念。
1番惜しかったのは英語の98点でした。


あと、あーるの方の小説なんですが、リクエストされているお話が本当にまじで全く書けていません。
書きだめしている小説もないので、更新が大幅に遅れると思います。ごめんなさいm(_ _)m
ちまちま書き進めてはいるんですけど...まだ全然終わりに近づいておらず...。
週一投稿目標とか言ってたけどこの調子だと月一投稿とかになってしまいそう...。
そうはならないように頑張ります...!

失恋ソングを飲み込んで kr→kn→←喧嘩 nk→sh



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作者名:ローゼ | 作成日時:2019年9月23日 15時

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