悪戯 br⇔sh ページ37
broooockside
※yuuさんリクエスト
リクエストありがとうございます！
天気の良い日曜日。
前々から計画していた、デートの日。
今日の為に買った服を着て、彼から貰ったネックレスを着ける。
こんなもんかな、なんて考えながら鏡を覗いていると、どうやら彼も起きたみたいで、寝室の方から物音が聞こえた。
「おはよ〜シャークん。」
「ん...おはよ...。」
寝起きのあどけない表情が本当に可愛い。
声なんてもう蕩けてるし。
パジャマが少しはだけて、白い肌が目に入る。
...結構我慢してるのに、こういうのはないよね。
「もう、シャークん。今日はデートなんだから早く起きて！...あと、服はだけてるけど。襲って欲しいの？」
「っえ...！？ち、ちがう！」
僕がシャークんにそう言うと、彼は少し頬を紅く染めてボタンを掛け直した。
相変わらず無防備だ。
誰かに襲われたりしないか心配になる。
...まぁ、可愛いから良いんだけどね。
「あ、broooock。それ、新しい服だろ？」
「うん、そう！どお？」
「...かっこいい。」
そんなセリフを、ふにゃりと笑っていうものだから、ちょっとだけ意地悪したくなって。
起きたばかりの彼の唇に、触れるだけのキスをした。
唇を離すと、目の前の彼は、顔を真っ赤に染めていて。
相変わらず初心だなぁ、なんてぼんやりと考えて、歯止めが効かなくなる前に寝室を出た。
＿＿＿＿
＿＿
＿
時間が過ぎるのは早いもので、あっという間に午後7時。
ちょっと遊びすぎたかな、なんて考えるけど、まぁ楽しかったしいいかな、なんて。
楽しかったのは隣にいる彼も同じなようで、先程から少し顔を綻ばせては、繋がれている手に力を込めている。
...ほんと、可愛いよなぁ。
「シャークん、楽しかった？」
「うん、楽しかった...！」
「そっか。良かったw」
そんな会話をしていれば、電車が駅にやって来ていて。
急いで乗り込んで席に座った。
少しして電車が動き出す。
小刻みに揺れる電車の振動が、少し心地よくて、何だか眠くなってくる。
シャークんもどうやら同じなようで、眠そうにしながらも一生懸命起きている。
まぁ、いっぱい遊んだからね。
疲れちゃうのも無理はないか。
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作者名：ローゼ | 作成日時：2019年6月22日 7時
