白尾さん達の恋模様4【BL】 (ページ18)

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ﾎﾟﾂｯ＿ﾎﾟﾂｯ＿ﾎﾟﾀﾀｯ＿ﾎﾟﾀｯ＿

窓を叩きつける雨の音が、静かな部屋に響く。
どんよりと曇った空から、大粒の雨が落ちて、地面を濡らしていく。
...おかしいな、ここは、部屋の中の筈なのに。
なんでこんなに、俺の足元は濡れているんだろうか。

「...ねぇ...泣かないでよ...。もう、泣かないで...。俺まで、悲しくなるじゃんか...。」

泣かないでよ...泣かないで。
君の涙は、見たくないんだよ。
空が泣いてるんだ、ずっと。
きっと、君が泣いているんだろう？
雲の上で、涙を流しているんだろう？
俺が隣にいないから。
君は、俺の隣にいられないから。
だから、君は泣いているんだろ？
...俺まで、悲しくなってしまうから、もう泣かないで。

君の事しか考えてないよ。
君の事しか、愛してないんだよ？
なのに...なんで。

「なんで、居なくなるんだよ...っ。」

また涙が1粒落ちた。
空からも、大粒の涙がとめどなく零れていた。
空が泣かなくなる日は、いつか訪れますか？

＿俺が君を想って泣く日は...いつか、無くなりますか...？