白尾さん達の恋模様4【BL】 (ページ13)

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「夢じゃ、ないよね...？」
「だ～っ！もう！...んっ」
「んんっ！？」
「.........夢じゃないだろ？」

いつもなら、絶対に彼からしないキス。
短いけれど、ずっとずっと幸せなキス。
さながら、お姫様を眠りから覚ますような、そんなキス。
...まぁ、お姫様はあっちなんだけど。
顔を真っ赤にしながらも、彼は、僕から目を逸らさなかった。

「ずっとずっと、隣にいてやるからな！」

半ばヤケクソ気味に。
耳まで真っ赤に染めて。
それでも、彼はしっかりと、僕を見つめながら言った。
...それだけで、充分だよ。

彼は今、僕の隣にいる。
いつものように、熱帯びた瞳で、僕を見つめてくれる。
いつものように、優しく僕の名前を呼んでくれる。
いつものように、ちゃんと、僕の手を握り返してくれる。
...ちゃんと、僕を好きでいてくれている。
あんな夢に惑わされるなんて、馬鹿だなぁ。
君が隣にいてくれるなら。
それなら、僕もずっと、君の隣で笑い続けよう。

「大好きだよ。」
「ん、俺も。」

この手を、離さないでいてね。

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(なんで玄関の方いたの？)

(朝ごはん作ってやろう、って思ってたんだけど、冷蔵庫の中なんもなくて...。)

(あ～......じゃあ、一緒に買いに行こっか。)

(！おう...！)

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普通のほのぼのが書けない...(´・ω・｀)