嫉妬 br⇔sh ページ44
シャークんside
シャークんなぁなかむ、ちょっと付き合ってくんね?
なかむいいけど...何に?
シャークん買い物
なかむりょ
そんな会話を交わしたのが数時間前。
broooockの誕生日が近いのもあり、プレゼントを買う為に俺はbroooockに内緒で、なかむとショッピングモールに出かけた。
「ねぇねぇシャークん、こんなのは？」
「ん？あー、いいかも。」
「あ、でも待って、こういうのもいい気がする。」
「そうか？俺はこっちの方が＿＿」
そんな会話を交わしながらプレゼントを選ぶ。
なかむから提案されるのはどれもお洒落でbroooockによく似合いそうな物ばかり。
流石、の一言。
俺が選んでもいいんだけど、俺一人じゃ少し不安なのが本音。
「ありがとうございましたー」
店員さんのそんな声を後ろにしながら店をでた。
悩みに悩んで買ったのは、ネックレス。
俺がルビーで、broooockはペリドットがはめ込まれている。
安直ではあるけど、お互いの物って言う証だ。
「ん？あ、終わった？」
「おう。ごめんな、付き合わせちゃって。」
「別にいいよw楽しかったし。」
「そっか。まぁ、お礼になんか奢るよ。スイーツでいいか？」
「え、まじ！？ありがとシャークん〜！！」
スイーツと聞いた瞬間に目を輝かせて礼をいうなかむ。
甘党だもんな、此奴。
「う〜んとね、どうしよっかな〜」
鼻歌を歌いながらスイーツを選ぶなかむ。
子供みたいだな、なんて思いながらその姿を眺めていた。
「シャークん？」
後ろから声が聞こえた。
それは、聞き慣れた彼の声で。
シャ「あ、broooock...。」
ぶる「...何でここにいるの？しかもなかむと...。」
シャ「あ、いや、それは...。」
’’broooockの誕生日プレゼントを買いに来た’’
とは流石に言えず、はぐらかそうと言葉を選んでいると、それが不審に思われたのか、broooockは俺の腕を強く掴んで店を出た。
なか「あ、broooock...。あちゃ〜、これは勘違いルート？w」
なかむが後ろでぽつりと呟いていた言葉は、broooockには届かなかったらしい。
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作者名：ローゼ | 作成日時：2019年4月14日 22時
