会議という名の ページ20
白宮side
白｢失礼します｣
初めて他の人の部屋に入った。
葛｢ここが吸血鬼についての本｣
白｢ありがとうございます。｣
これから読もうかな？
叶｢ん？白宮さんも会議参加するんだよ？｣
白｢え？そうなんですか？｣
叶｢嘘だよ(笑)。でも参加しといた方が今後のためだと思うよ｣
これはどっちなの？
参加してなのかするななのか
葛｢参加しろってさ｣
白｢わ、分かりました｣
参加してだったのか。
叶｢白宮さんって呼びにくいからAちゃんでいいかな？｣
え、名前呼び？！
白｢はい、大丈夫です｣
叶｢ほんと？ありがとう。別に僕たちのことも呼び捨てでいいよ？｣
白｢それは出来ません。でも頑張ってみます。｣
叶｢無理だけはしないでね｣
叶さんは優しいのかそうじゃないのかわからない人だな。
葛｢これ、次の戦いの軍の配置｣
叶｢今回は後衛が多いね｣
葛｢見晴らしがいい場所でかつ高い木も多いからな。スナイパー多めに配置ってとこだ｣
叶｢じゃあ、装備もそんなに重くできないかな。｣
葛｢今回前衛も近距離戦だ。早めに決着着きそうだな。｣
何となく分かる。私もそんな会議したな。
葛｢白宮。この場合お前ならどうする｣
白｢は、はい。えっーと。私は囲むようにスナイパーを配置します。相手への逃げ道を塞いだ後前衛が攻撃を仕掛る。そんなかんじです。スナイパーは戦うよりも威嚇や逃げ道をふさぐ役割で使いますかね。｣
叶｢いいんじゃない｣
葛｢正解だな。｣
｢お前使えるな｣
叶｢いい戦力入ったね｣
ん？戦力？？
葛｢よし、白宮A。俺の補佐な｣
白｢ほんとに言ってます？｣
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作者名：白宮一月 | 作成日時：2023年2月13日 3時
