episode*219 ページ42
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『ふっふふ〜ん♬』
トイレから楽屋までの道、
鼻歌を歌いながら呑気に歩く。
突然ぐいっ、と腕を引っ張られて
暗い部屋へ倒れ込んだ。
『いててて…、』
?「うふふ。あなたって意外とバカなのね」
?「さっきの私たちを見て呑気に歩けるなんて、すごぉい」
?「あなたがいけないのよ?
JUMPに媚び売って、ベタベタするから…!」
その時、起き上がらせていた上半身を
ドンッと押され、後ろの棚に突き飛ばされた。
…結構痛い。
頭もちょっとぶつけて、ジンジンと痛むそこ。
声を聞いて、犯人はさっき会った3人組だとすぐに分かった。
?「顔は傷つけちゃダメだからね」
マイカ「分かってますよぉ。ほどほどにします」
?「顔を傷つけなければ、何をやってもいいわよ。
それで……お久しぶりね、相田さん」
『………っ!』
ドアの窓から入る僅かな光で、
誰が私の目の前にいるのか理解した。
『サクラさん………なんで、』
サクラ「なんで?笑わせないでよ。
貴方が嫌いだからに決まってるじゃない…!」
その瞬間、激しい痛みを感じたお腹。
どかっ、と鈍いが暗い部屋の中に響き渡った。
『…………っ、』
サクラ「うふふっ。私は警告したわよ?」
満面の笑みで私の顔を覗くサクラさん。
私は怖くて怖くて仕方がなかった。
“じゃあ、頼んだわよ”
と言い残し、部屋を出て行ったサクラさんの後ろ姿を見たところから、私の記憶はない。
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慧 - 面白いです!いのちゃんカワイイ//// 女の嫉妬って怖い(ビクビク (2016年11月13日 0時) (レス) id: 8895c692f6 (このIDを非表示/違反報告)
明(プロフ) - 陽葵さん» ありがとうございます(o^^o) これからも応援よろしくお願いします!! (2016年10月30日 17時) (レス) id: ee4b1337b5 (このIDを非表示/違反報告)
明(プロフ) - きりつなさん» ニヤニヤしながら読んでいただいてるなんて、すっごい嬉しいです(〃ω〃) よろしくお願いします! (2016年10月30日 17時) (レス) id: ee4b1337b5 (このIDを非表示/違反報告)
陽葵 - スゴ───(〃'艸'〃)───ィおもしろいです! (2016年10月30日 16時) (レス) id: 28d5d545d5 (このIDを非表示/違反報告)
きりつな(プロフ) - 明さん» いえいえ、とんでもないです。いつも楽しくニヤニヤしたりハラハラしたりしながら読ませていただいております。こちらこそ、これからも応援させてください! (2016年10月22日 20時) (レス) id: fff9eec00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明 | 作成日時:2016年9月8日 21時