JUMPの新メンバーは、男装がーる。４

episode＊１３５ ページ4

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2016年 7月＿＿＿＿





『ヤバい。涼介、ヘルプ。』


涼介「どうしたの。そんな真顔で…」








楽屋で振り付けを確認していた、私。


すっかり忘れてた。
あれだけ、できないことを。



衣装がみんなと同じ柄のスカートで、
かわいかったからテンション上がってたのに。。。
思い出したら、テンションだだ下がりー。







『あのさ、【渚のお姉サマー】で指開けるとこあるじゃん？

あれが、どーーーーしてもできないの。』


涼介「え？どうなっちゃうの？」


『なんかね、人差し指と中指の間の方が開いちゃうの。
ねぇ、ヤバいよね。どーしよー……』








本当は中指と薬指の間を開けなきゃいけないのに、
どーしてもできない。


意識してそっちを開けようとすると、
小指まで離れていっちゃうの…





ヤバいよね！？
どーしよーーー！








『せっかくのMUSIC DAYで、
ジャニーズメドレーさせてもらうのに。。。

私だけ振り付け間違えたら恥ずかしいよぉ！』


涼介「大丈夫でしょ。
間違えたら、“あ、可愛いな”くらいで済むよ。」








それは、イヤ！



振り付けはちゃんと間違えないでやりたいし、

“可愛いな”で済むわけないし！！





それで済むのは、侑李とかぐらいでしょ！
…あ、侑李はあんま間違えないか。








スタッフ「そろそろ準備してくださーい！」








私が悩んでいると、
スタッフさんから声がかかって
みんな次々と楽屋を出て行く。








涼介「ほら、行くよA。
大丈夫だから…ね？」


『うぅぅ。。。分かったよぉ。。』








涼介に宥められて、
私も舞台袖へと向かうため楽屋を出た。





もぅ、ヤダぁぁ…！

絶対恥ずかしいよーーーー…！





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