episode＊１６０ ページ29
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『…ん、………』
？「あ、起きた？」
目を開けると、知らない男の人が目の前に。
場所は倉庫かな…？
薄暗くてよく分からない。
体を動かそうとするが手足が動かない。
視線を落とすと縄で縛られて、
口もガムテープで塞がれていた。
『んー！(ほどいて！)』
？「そんなに叫ばないで。ね？
君は声が大きいから周りに聞こえちゃうでしょ。」
いくらジタバタしても、
いくら叫ぼうとしても、
全く歯が立たなくて体力がなくなってくだけ。
彼は私に近づいてきて
寝転ぶ私を起き上がらせた。
？「やっと…俺のところに来てくれたね」
『ん、！んーーー！(いやっ……やめて、！)』
縛られてる両足で
力いっぱい彼のお腹を蹴飛ばした。
彼は尻もちをついても
すぐに立ち上がった。
しかし…
彼は手元にあった金属バットのようなもので
この部屋の壁を殴った。
ガンッ！とものすごい大きい音をたてたそれ。
“周りに聞こえちゃうでしょ”って言ってたのに、
自分が出してんじゃん……
月明かりで薄っすらその壁が見えると、
少し凹んでいるように見えた。
それと同時に、
私を冷たく見下す彼の目も見えた。
それは、ゾクッとするほど怖くて
背中に嫌な汗が一筋落ちた。
？「ねぇ、そんなに嫌がらないでよ。
俺は君が好きなだけなんだ。だからさ…』
『んん……んー…！(触んないで……、いやぁっ…)』
壁に寄り掛かる私を
両手でいろんなところをベタベタと触ってくる。
髪から頬へ…そして、肩や腕をさするように。
優しい声で話すけど、それが余計に恐怖だ。
気持ち悪い……
私を見る目も、
私を触る手も、
私に近い体も。
彼の全てが気持ち悪く感じできて、
涙がポロポロとこぼれてくる。
それを拭うゴツゴツした親指が余計に
吐き気を誘ってきた。
？「そんな泣かないでよ。
俺は君を愛してる。その気持ちが伝わらない？」
『んん！ん”ー！(いや！いやぁぁぁ！)』
涙を拭ってた手は
スルスルとさりげなく私のTシャツの中へ。
男の人がこんなに気持ち悪いと思ったのは人生で初めて。
もう、ダメだと諦めて
目をつむったその時……
バンッ！！
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明(プロフ) - 志稀☆雅楼＊＊8/26より低浮上＊＊さん» いつも読んでいただき、ありがとうございます(o^^o) 楽しみにしていただいてるなんて、本当にありがたいです…！これからもよろしくお願いします！！ (2016年9月7日 19時) (
レス) id: 920bc4d210 (このIDを非表示/違反報告)
志稀☆雅楼＊＊8/26より低浮上＊＊(プロフ) - ずっと読ませてもらってます！！毎回楽しみです！！更新がんばってください (2016年9月6日 21時) (レス) id: 420e45deea (このIDを非表示/違反報告)
明(プロフ) - 結衣さん» 写真も出ていたので、今からワクワクしてます(笑) ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2016年8月22日 9時) (レス) id: 920bc4d210 (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - ですよね(*´∀｀)ピーチガール楽しみです！！これからも頑張ってください！ (2016年8月21日 21時) (レス) id: e70bb17311 (このIDを非表示/違反報告)
瀬夏(プロフ) - 明さん» こちらこそよろしくお願いしますm(_ _)m (2016年8月21日 15時) (レス) id: c626ed428a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明 | 作成日時：2016年7月20日 4時
