JUMPの新メンバーは、男装がーる。４

episode＊１５３ ページ22

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スタッフ「今日の撮影はこれで終わりです。
お疲れ様でした！」


『お疲れ様でした！お先に失礼します。』








コンサート発表から数日後。

応募も始まってるみたいで、演出も決定。
準備は着々と進み、心もワクワクしていた。





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今日はモデルとしてのお仕事で、私一人。


瞬も他のメンバーのロケに行っているから、
車ではなく電車で帰ってきた。






駅から少し歩くあの家では、
ひかと涼介がハヤシライスを作ってるって。
さっき侑李からLINEがきたんだ。







絶対に美味しいハヤシライスを想像しながら、
家まで足を進めた。





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コツ…


コツ…


コツ…









後ろから聞こえるハイヒールの音。
私はスニーカーだから絶対違う。




家がバレてしまわないように少しづつ遠回りして行くも、その音は止まらない。







私は耐え切れなかった。








『………さっきから、何なんです？
私に何かあるんですか？』


？「ふふっ。たっくさんあるわよ。
でも、めんどくさいから単刀直入に言うわね。







……アナタに消えてほしいの。」








ギロリと私を睨む彼女は、
暗闇でも分かるくらい……怖い。




白いフレアスカートを着て
フワフワしてるようだけど、

本性は悪魔だ。









？「私は警告したはずよ？
いずれこうなると想像できるような言葉を書いたわ。」


『まさか……』


？「私の名前はサクラ。
ファンレターを一度送ってるわ。」








去年のコンサートが終わった直後のファンレターの中で見つけたそれ。



最後に書かれていた名前はサクラだった。





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