JUMPの新メンバーは、男装がーる。３

episode＊１２９ ページ45

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『…っ、ぅん。。あり…がとう、』


慧「これからもよろしくね！」








差し出された右手を、
震える手で握れば、
ギュッと握り返してくれる伊野ちゃん。




嬉しくって嬉しくって…
もう、これ以上の幸せはないと思った。









すると、


ファンの子の“キャーッ！”という声が聞こえ、
気がつけば、彼の腕の中。





『ギュー！』とか言って
ふざける彼の声が頭上から聞こえるから、
少し頬が緩んでいく。


頭には、彼のほっぺが
すりすりとされてる感覚があった。








侑李「あ！伊野ちゃんずるーい。僕も！！」


大貴「俺もーーー！」








チビ2人を先頭に、
他のメンバーもくっついてきた。





その度に“キャーーッ”って声が聞こえるけど、
私の幸せの“キャッ♡”には勝てないな。









大切なメンバーに囲まれて、
大好きなファンに囲まれて、




涙のあとを少し残しながら…







私は笑っていた。









『相田A』として、
ホントの笑顔を見せた瞬間だった。









そして、彼らも


今までで一番の笑顔をしていた。





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