episode*16 ページ16
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『………』
すごい。
ただ
この一言。
大きな鏡に写る彼ら
9人という多い人数にもかかわらず
ステップ、移動、足音…
全てが揃っている。
またもや
明らかな差を見せつけられた。
・
そして、1番目を奪われたのは
山田さん。
センターで踊っていなくても
1番動きが大きくて、
1番目立ってる。
“ 何でここまで言われないといけないの ”
“ ちょっとくらい仲良くしてくれてもいいじゃん ”
心の奥深くにあった
彼に対する少しの黒い感情。
出会って間もないが
彼…いや、
アイツに抱くのは
“ なんか、怖いな… ”という恐怖心から
“ ムカつく…… ”という苛立ちへと
変わっていた。
でも、
こんな素人が追付けるわけない。
自分の考えが甘すぎた。
バカみたい…
指導者「よし、じゃあ次から相田も入れ」
『…は、はい』
指導者「でも、しばらく休憩にするから相田は誰かに教えてもらっとけ」
『はい』
曲が終わり、休憩時間。
靴紐を結び直して、踊る準備をする。
侑李「燐、僕が教えてあげる!」
『本当っ!? ありがとう〜』
“ どういたしまして ”
そう言い
口角をキュッと上げて微笑む彼は
まさに天使。
・
侑李「燐は覚えるのが早いね」
『侑李の教え方が上手いんだよ』
ひとつひとつ丁寧に教えてくれる彼。
とても分かりやすくて
すぐに覚えられた。
チラッと視界に入る、アイツ。
イヤホンをしながら踊り続けてる。
メンバーが休憩する中、
レッスン室の隅でずっと踊っている。
“ 追いつきたい ”
“ 負けたくない ”
というアイツに対する新たな気持ち。
ただそれだけ
それだけのことを思った。
絶対に、負けたくない
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明(プロフ) - 有★山さん» 本当に長らくお待たせいたしました!あと数分で公開しようと思っています! (2016年4月21日 23時) (レス) id: 920bc4d210 (このIDを非表示/違反報告)
明(プロフ) - (名前)優菜さん» ありがとうございます!待っていて下さり、本当に嬉しいです…!これからもよろしくお願いします!! (2016年4月21日 23時) (レス) id: 920bc4d210 (このIDを非表示/違反報告)
有★山(プロフ) - 明さん» 2の方に早く見たいです!(^_^)どうしたら見れますか? (2016年4月21日 22時) (レス) id: 859c4e695b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)優菜(プロフ) - パスワードかけられたんですね。。。(泣)ずっとずっと待ってます!応援してます!!! (2016年4月18日 2時) (レス) id: 8243a5fe80 (このIDを非表示/違反報告)
明(プロフ) - くるとる。さん» ありがとうございます!共感していただけて嬉しいです♪これからもよろしくお願いします!! (2016年4月10日 18時) (レス) id: 920bc4d210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明 | 作成日時:2016年3月8日 19時