和泉兄弟のお姉さん (ページ3)

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寮ページ3

in寮

3「ここかぁ」
1「そうですね。」
紡「三月さん、一織さんこっちです！あれ？
遥子さんは？」
3「姉さんは色々あって、掃除などが終わってから来ます。理由は今日の夜、皆さんにお話しするそうです。」
紡「わかりました！」

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in遥子の部屋

遥子「一織、ありがとうね。掃除しておいてくれて。」
1「いえいえ、姉さんになにかあってからでは遅
いでしょう？病気のことだってあるんですから。」
遥子「そうね。そろそろみんなのところに行こうか、ちゃん説明しておかないとね。」
1「そうですね。何かあったら、いつでも頼ってください。」
遥子「はいはい。分かってるよ。」

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inリビング

遥子「みんなに掃除とか任せっぱなしでごめんなさい。私は気管支喘息を持ってるんです。」
4「なにそれ？」
1「発作的に咳や痰が出て、ゼーゼー、ヒューヒューという音を伴って息苦しくなり、夜間や早朝に出やすいのが特徴の呼吸器系の病気です。」
遥子「そう。私の場合発作の誘因になるのは、埃と有機溶剤なの。だから、この寮に有機溶剤は持ち込まないで欲しいのと、常に寮を清潔に保ってほしいんだけど…」
2「あぁ、お兄さんは大丈夫だと思うぞ？そもそも何に有機溶剤使うんだよ(笑)」
5「そうですね、みんなでこまめに掃除などをすればいいのではないでしょうか？」
7「…。」
1「七瀬さん？どうかしましたか？」
7「何でもないよ？」
1「そうですか。」