姉 ページ8
最近は無くなっていたのに、と思う。
(俺が姉の呪縛から逃れる日はくるのかな。)
「はじめまして。Aくん」
にっこりとえくぼを作って笑う。その女性は突然現れた。
「はじめまして、」
すらりと長い手足、チャーミングなえくぼ、そしてなによりも、
(胸デカ...)
ほっそりとしたシルエットに似合わない少しアンバランスにも思えるそこに無意識に目をやってしまう。
「んー?胸気になるの?
やっぱ男の子だね、」
くすくすと、鈴を転がすように笑う彼女の言葉に顔が熱くなるのを感じた。
(胸って言った...)
その 形の良い唇から、さらりと、そんな単語がでると思わなかったから。
(びっくりした...)
姉は父の再婚相手が連れてきた連れ子だった。
地方に住んでいたAや、両親と違い、彼女は1人、上京していたから、両親が事故で突然死したその年に姉の家にAが転がり込んだときに必然的に初顔合わせとなってしまった。
22の女性の家に突然に居候することとなった18の少年の姿は、実に滑稽で、歪で、
思春期のAには、少しばかり刺激が強いもので、
その少年は、たちまち恋に落ちてしまった。
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よつばいろの海(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 終わり。です。 そんな。身に余る言葉、ありがとうございます。とても嬉しいです。わざわざコメントありがとうございました。 (2018年7月10日 7時) (レス) id: 13a3839087 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 終わり、なんですね。少し寂しいです。あ、こんな素晴らしい作品を作って下さりありがとうございました。降谷さんつらいですね。まさかの部下だったとは思わなかったでしょうに。本当にありがとうございました。 (2018年7月9日 21時) (レス) id: 8bd0f313b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よつばいろの海 | 作成日時:2018年6月5日 7時