検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:65,688 hit

メール ページ26

安室透。
降谷零。
の時間が凄く忙しかった。

目まぐるしくて、バーボンという名を名乗る時間は、ここ数ヶ月。ほとんどなかった。


そんな数ヶ月。

あの昼食を一緒にとった日から安室はAと直接あうことが無かった。

安室がポアロでは無く、長期に探偵業の方に顔を出していたことも原因として無いことは無いけれど、榎本にきくところによると、あんなに入り浸っていたAはここ数ヶ月1度も顔を出していないらしい。



けれど、あまり気にしてはいなかった。

他愛も無い会話をLINEでしたり、電話だって、全然使ってなかった癖に、この頃は頻繁にする。

何回も早く会いたい と 今の忙しさが終われば会いに行く と耳元で言うAに、そのとき が来るのを、会いに来なくていいと言いつつ待っていた。


あの日。美味しいと言って、食べてくれたケーキを、
何回もリピートしてくれたケーキを、食べに来てくれるのを、

安室自身に会いに来てくれるのを、



待っていた。
待ち望んでいた。

彼の顔を早く見たくて...






こんなこと 無かったのに、
ある日。ある晩。

夜電話する と朝連絡が来ていたのに、Aからの電話が無かった。
不安で、一睡も出来なくて、

いつから こんなに弱い人間になってしまったのか、
情けなくて、気持ちが悪い。



けれど、胸騒ぎがして止まらない。

ブーブー
と、スマホのバイブレーションが鳴った。

表示されたのは、無機質なメールの1文だけ。







【悪いけどもうお前と友だちやめる】




「なんで...」

零れた言葉は無意識で、掠れていて、
その音に、気付かないくらい。
安室は動揺していた。

「やめる、とか...」
嘘だよな?

このときの安室に、もう 友だち という言葉を否定していた自分の存在すら思い出す余裕は無かった。

甘くない→←はちみつ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
154人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 男主 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

よつばいろの海(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 終わり。です。 そんな。身に余る言葉、ありがとうございます。とても嬉しいです。わざわざコメントありがとうございました。 (2018年7月10日 7時) (レス) id: 13a3839087 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 終わり、なんですね。少し寂しいです。あ、こんな素晴らしい作品を作って下さりありがとうございました。降谷さんつらいですね。まさかの部下だったとは思わなかったでしょうに。本当にありがとうございました。 (2018年7月9日 21時) (レス) id: 8bd0f313b6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:よつばいろの海 | 作成日時:2018年6月5日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。