元女子校通いのモデルさんと三代目Ver.2

#81 ページ31

#お 仕 事









あれからは。
何も無かったようにまた。

ありがたいことに、
仕事三昧。









｢お疲れ様でしたー！｣


といって、
スタジオを出て
楽屋へ戻る。









がちゃり。と
開ければ、
電話しながら
手帳にいろいろと書き込んでくれる
茜さん。









私は、そんな茜さんに
ぺこりとお辞儀して
衣装から私服に着替える。



今日は、これで終わり。

といっても、
朝からたくさん働かせて貰ってるし
なんなら、
今は夜の11:00。






モデルさんとして。
なんて、いつも茜さんが
11:00以降の仕事は
断り続けてくれてる…っていう噂。




茜さんはいつも。
｢あんたには、
深夜の仕事が回ってこないの。｣
とか言っちゃってるけど
噂が本当なら、
茜さんは大分可愛い。


それに、
断っても生きていけれるのは
茜さんが、仕事をたくさん撮ってくれてるから。





本当に感謝感激。









私、
茜さんがとってきてくれた仕事。
ちゃんとしないとな。




なんて思いながら、
メイクを落としていた。









ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ









｢あ、お疲れ様です！｣





気づけば茜さんは
電話が終わっていて
私は欠かさずに挨拶をする。と。









｢なんとなく。謝っとくね。ごめん。｣




なんて、
急に茜さんが謝り出す。




｢どうかしたんですか？｣







そう聞けば、茜さんは



｢あのね、
お仕事もらってきたんだけどね、｣





とまで言う。

私は、最後まで聞かずに
｢私、茜さんに感謝しかないんで
なんでも頑張りますよ！

アフリカで、ライオンと
戦えって言われたら
少し迷いますけど、それでも
一応頑張ります！｣





そうやって言えば、


｢あ、なら、
よろしくお願いします。｣




そう言って、
茜さんは頭を下げた。









なんの仕事かは知らないけど。
私、頑張ります。









なんて、
心決めた。

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