ぶ ページ6
流石に、隠しきれないと。
諦めたのか。
そっと、今市くんが
声を発する。
結局話を訳せば。
その人は、最近売れ始めたモデルさんで。
ジロさんが、TGCに出た時。
モデルさんは、一目惚れ。
連絡先をしつこくきかれ、
いやいや連絡先を交換したらしく。
けど、ジロさんは
そんな彼女にはあんまり連絡をせず。
そこで、
痺れを切らした彼女が。
ある日から、頻繁に
LDH事務所内をうろちょろ
し始めたらしく…
｢だから、
よく撮影現場とか来てたし
ベタベタはしてたし。
なにより、
明日の為に仕事終わらせようとしてるの
邪魔してたりして
多分、健二郎さん
大変だったんだとは思うけど。｣
なんて。
まぁ、100歩譲って
ジロさんの本意ではないことを
許したとしても。
彼女と、今一緒にいるのは
やっぱり、ジロさんの彼女として嫉妬。
｢…でもいいや。
岩ちゃんと登坂くんと今市くんと
一緒に過ごせるわけだし…ね！｣
そうやって、
あえて明るく振舞ってみる。
｢それに！！
明日は、ジロさんと
お久しぶりのデートだもん♡｣
そう。
明日は、ジロさんと
デートだし。
今日も、きっと。
モデルさんが、しつこかっただけ。
そう考えたら、気持ちが楽になってきて。
｢んっ…ふぁぁああ。｣
私は、そのまま
眠ってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
｢─────って。なんで、そんなことに
なったんですか？
なにより、Aさんが可哀想…って。｣
岩ちゃんの声で
目が覚めた。
時刻は、朝4時頃。
こんな時間に、
仕事の電話かな？なんて思えば。
私の名前と可哀想という単語で
すぐにわかってしまう内容。
｢…ジロさんからなの？｣
そうやって、きけば
岩ちゃんは私が起きたことに
気づいてなかったみたいで。
｢あっ…なんでもないよ。寝てて。｣
そういうもんだから。
私は、その電話を奪った。
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美紀 - 三代目大好きで臣君と岩ちゃんと今市くん寄りのオール担当ですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年2月15日 12時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - こんばんは♪初コメ失礼します。健二郎くん、マリアちゃんのとこに行ったっきりじゃなくて戻ってきてよかったです(≧∇≦) (2018年1月2日 18時) (レス) id: 06beefc88f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：し ら ゆ き さ く ら | 作成日時：2017年12月30日 1時
