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もっと。









もっと。









我儘だって、
分かってはいるんだけど
それくらい、声を聞いててたい。




そんな気持ちで、
少し冗談を言ってみる。









「ん…?あ、もしもし??
えっと…あ!祐也…??」









まぁ半分暇潰し。

ジロさんだって、
分かってるよ?けど
❛俺❜しか言わないジロさんを
からかってみようと思って
私は、全然知らない思いつきで
男の人っぽい名前を聞いてみる。

すると、
ジロさんは
すこし、機嫌悪い声になる。









「誰や。祐也って。」


「祐也?何言ってんの?
祐也って、祐也でしょ??笑」









すごい。
自分、声だけ女優になれるかも。なんて。









「…浮気でも、しとったんか?」


「ゆ…うや…?」









そうやって、
冗談を言うと更に機嫌悪い声が
聞こえてきて、奥からは
今市くんらしき声。

「健ちゃん!?顔怖いよ!?」

そんな声が聞こえて。
あ。やばい。
なんて思ってしまって
私は、必死に取り返す。









「まって!ジロさん!
私、最初から気づいてるから!!

ジロさん…!!」








そうやって、
電話越しに必死に
身振り手振りをしそうになって
やめる。




そうすれば





「分かっとるわ。
嘘ってことぐらい。」




そうやって、
電話越しに笑ってる声。









あぁ。
逆に騙された。






なんて、
すこし辛くなって






「そいで?
要件ってなぁに?」





そう聞いてみれば。







「今日の夜空いとる?
空いてなくても、空けてもらうけど
一緒に過ごさへん?
Aんちで。」







そうやって、
そんな優しい声を聞いて。








「うん!
ジロさんと過ごしたいから待ってるね!」







そう電話をした。

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美紀 - 三代目大好きで臣君と岩ちゃんと今市くん寄りのオール担当ですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年2月15日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - こんばんは♪初コメ失礼します。健二郎くん、マリアちゃんのとこに行ったっきりじゃなくて戻ってきてよかったです(≧∇≦) (2018年1月2日 18時) (レス) id: 06beefc88f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:し ら ゆ き さ く ら | 作成日時:2017年12月30日 1時

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