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とある高校へ練習試合に行ったとき、ある男の人から話しかけられた。
「すみませんー、連絡先交換しませんか?」
『え、』
少しチャラそうな雰囲気を出した彼は、どうやら3年生の先輩らしく、断りにくかったのでLINEを交換した。
「Aちゃんって言うんだ。俺は孝太、よろしくね。」
『よ、よろしくお願いします。』
孝太さんはLINEを交換するとすぐ自分たちのチームへと戻っていった。
侑「な、なんやあいつ!?」
アラン「Aに惚れたんとちゃう?」
大耳「大胆だったな」
角名「Aにモテ期到来。」
侑「お母さんは許しまへんで!?あんなチャラ男!」
『勝手にお母さんにならないでください。』
スマホを見ると、よろしくと書かれたスタンプが送られてきていた。チラリと相手チームの方を見るとスマホを持った彼がヒラヒラと手を振っていて、少し笑ってしまう。
確かにチャラいけど、面白そうな人だな。
練習試合が始まると、審判をやりつつとあることに気がついた。
対戦相手の高校、かなり強い。
そういえばインターハイの予選ではベスト4には入ってたな……なんて思い出す。
まぁ、ウチらのチームの方が強いけどね!
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作者名:七瀬七海 | 作成日時:2024年3月6日 23時