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監督やコーチの反応はあっさりとしていた。



「「北がええんやったら大丈夫やろ。」」



『……すごい信頼されてるんですね。』

北「そうか?」

『北さんはキャプテン、ですよね?』

北「そうや。俺は双子みたいに特別上手いわけでもないし、アランみたいなパワーもない。ただ淡々とプレイしてるだけやけどな。」



あ、この人かっこいい。漠然とそう思った。


私もそういうプレイが好きだったから。

スパイクをドカンと打てる力も技量もない。

神がかったトスもできないし、レシーブもできない。

でも、ただただ繋いで繋いで繋ぐだけ、習慣のようなバレーボールが好きだったから。


『……何で、北さんがキャプテンなんかわかりました。』

北「?……そうか?」

『はい。』

アラン「北の凄さがわからなら、大丈夫やろなぁ。」

『あ、アランさん』

赤木「せやなぁ、少なくとも、これまでのマネージャー候補とは違うな。」

『?』




どうやら、何か暗い過去でもあったのだろうか……

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作者名:七瀬七海 | 作成日時:2024年3月6日 23時

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