丸メガネ女は前途多難【HQ】 (ページ38)

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6.35②＊ページ38

侑「Aは、耳の形が綺麗よなぁ」

Aの左耳に手を当てて、軽く触る。

くすぐったいのか、少しだけ顔を顰めて片耳を隠すように首を曲げるA。

あぁ、意味がないのに。

治「なに、A。こっちの耳もいじってほしいの？」

サムが逆サイドの耳に顔を近づける。

Aの方がビクッと上がるのを見て、背徳感が湧き出る。

自分も、と耳に顔を近づけて囁く。

侑「A、耳弱いんや。」

可愛いなぁ、と呟くと、また耳を隠すようにしてしまうが、意味がない。両サイドから耳を攻められて、逃げ場はないのだ。

侑「こういうとき双子でよかったわぁ」

治「変なことに俺を利用するなや」

侑「お互い様やろ。なぁ？Aも両耳いじめられて良かったなぁ？」

『ん、……ッ、は、…』

Aの顔がほんのり赤くなってきて、息も少し荒くなってくる。

治「ほんまに可愛いなぁ。食べちゃいたいくらいやわ。」

『……』

侑「ほんまに、美味しそうやなぁ」

口を大きく開けてAの耳を口に含む。

軽くかじるとAの目がうっすらと開いた。