もう2度と、バレーボールはやらないと【HQ】② (ページ9)

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今日は春高に向けて、パンフレットに載せる身長や最高到達点を測る日だった。

最後に測ったのは梟谷の入学式の後の健康診断だったよな……なんて思い出しながら、身長を測る。

清水「178.0」

『え、めっちゃ伸びてる。』

前測った時は、175.7、めんどくさいからいつも175と言っていたが、その時に比べて2.3㌢増加してる。

日向「Aは1番身長差がないから安心してたのに！！」

『まだ180も満たないから大丈夫だって』

山口「それ、遠回しに煽ってるよ。」

なんて話す。

体育館へ向かい、最高到達点も測る。

……バスケ部の野次の目線が気になるな。

谷地「えーっと、331㌢！」

こんなものか、と、最後の日向の測定を待つ。

谷地「……333㌢！」

『ま、負けた……』

菅原「いやまだ飛んでる方だべ！日向……旭とほぼ同じ高さだよ。」

東峰「……っ、負けねぇ。」

なんて、それぞれ対抗心を燃やしていると、武田先生が走ってきた。

武田「影山くんに、全日本ユースの強化合宿のお声がかかりました。」

ぜ、全日本！？

田中「すげぇな！影山！！！」

『ぜ、ぜんにほんって、』

山口「ウシワカと同じところじゃん！」

影山のユースの話で持ちきりになっていると、武田先生がまた口を開く。

「月島くんと、Aくんにも、宮城県内の強化合宿のお声がかかりました。」

月島「……合宿……。」

『っえ、俺も？』