もう2度と、バレーボールはやらないと【HQ】② (ページ23)

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試合が終わった後、かつての烏野のメンバーで集まった。

『清水さんが、田中さんになってる！』

清水「ちゃんと籍入れたから」

菅原「A〜！就職はどうするんだよ〜」

『本社は東京にあるんですけど、多分ことあるごとに全国各地移動するんで……またそのうち宮城に戻ってきますよ』

澤村「全国各地って。うちの後輩は本当にビュンが過ぎるな！」

東峰「西谷はイタリアでカジキ釣ってるしなぁ」

なんて話していると、日向と影山が来る。

『日向、大きくなって……』

月島「といってもAの方が身長高いけどね笑」

日向「月島ァ！余計なこと言うな！」

山口「2人ともお疲れ様〜」

影山「腹減った」

『影山もデカくなったなぁ』

高校3年生の時点で2人とも身長はかなり伸びていたが、そこからさらに伸びていた。

ガタイも良くなっていて、いかにもスポーツマンだった。

影山と日向の頭をわしゃわしゃと撫でていると、段々人だかりが出来ていく。

「あれって、日向選手と影山選手……！？」

「あ！春高に一緒に出てた人達もいる！？」

『や、やばい、とりあえず撤収しよ！また後でね！』

日向と影山は有名人になってしまったんだな……なんて思いながら、それぞれ解散する。

「え、変化球の星宮Aもいる！？」

聞こえないふりをしてその場を離れた。

ここまでが、数年前の話。