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『んで、断ったんだけど、俺?』

日向「ちょっとだけ!ちょっとだけでいいから見てほしくて!!」

影山「日向ボケェ!さっさとアップするぞ!!」



放課後、丁寧に断ったはずの俺は何故か体育館にいた。

『(日向って、意外と強引なタイプ……?)』

澤村「ごめんなぁ、日向強引だっただろう?えーっと……」

『星宮Aです。苗字で呼ばれなれてないんで、名前で呼んで欲しいです。』

澤村「Aか。聞いてると思うけど、部長の澤村大地だ。俺も名前で呼んでくれて構わないよ。」


すごい、2人とは比べ物にならないほどしっかりしてる。これが3年生の余裕かぁ。

澤村さん、っていう先輩は、一般的に見たら身長は高い方だが、バレーボールの世界では高くは無い方だよな……


澤村「そのうち、顧問の先生と監督が来ると思うから、それまでは待ってて欲しい。膝の事情は聞いてるし、無理矢理には誘わないけど、俺も部員が増える分には大歓迎だからな。」

ニカッと笑ってからみんなの元へ向かう大地さん。

あぁ、申し訳ないなぁ。


きっとここにいるみんなはバレーボールが好きで好きで仕方がないのだろう。

俺は、もうバレーボールは好きではないのに

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作者名:ましあ | 作成日時:2024年2月29日 19時

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