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7.1 ページ30

1回目の合宿が終わり、

夏休みが始まると、本格的に2回目の合宿も始まった。

次は1週間は東京にいることになる。

そのため、荷物を取りにマンションへ帰る。



あれから父さんは仙台と東京を行き来しているらしい。

俺は父さんの目撃情報が入れば、同級生の家に泊めてもらい、母さんとは半別居状態だった。


「もしかしたら、今日はあいつが来るかもしれないから、荷物取ったら早く友達の家に行きなさい。母さんは残業で遅くなるから。」


さっき電話した時にそう言われて、急いで荷物をまとめる。


今日はバスで日向の家まで行く。

日向の妹の夏ちゃんとはすっかり仲が良くなってしまった。



『……』


タンスを開くと、ずっと奥にしまってた、梟谷のジャージが見えた。


……もう、これを着ることは無いけど、でも。



『梟谷のバレーボールは楽しかったよ』



俺は前に比べたら、ちゃんと向き合えるようになったらしい。

7.2→←6.5



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作者名:ましあ | 作成日時:2024年2月29日 19時

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