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『ご、ホっっ、け"ほ"ッッ……ぁ、』
周りが静かになる。
くそ、もうここまで来たのか……
zm「っ、A……」
『す、まん……ひとり、にっ…し、てくれ。』
ゾムからタオルを受け取り、口から流れる血を拭いて廊下へ出る。
最悪だ。みんな楽しく過ごしてたのに……空気も読めなくなってきたのか。
力の入らない手で車椅子を動かす。
でもすぐに力バテて……
『ひゅっ、く、けほッ……フーっ、』
??「君、大丈夫？」
『っ、だ、いじょうぶ……だ。気にする、な。』
sn「A！ごめんっ、ゾムから聞いて……きた、っ兄さん！！」
ni「しんぺい神、この人がAさん？」
sn「そうだけど……A、大丈夫じゃないでしょう？薬飲もう。」
ni「……辛そうだな。水持って来るか。」
あぁ、この人も……哀れんだ目で、俺を……
いや、
ちがう、違うんだ……！
気付かなかった、なんて俺は馬鹿なんだ！？
あぁ、今まで、みんな……グルッペンも父上も、母上もっ、この人だって！
俺を哀れんでたんじゃない、同情していたんじゃない……
心配していたんだ。
『っ、ッッッぅ、あっ……ああっ、…』
sn「ぇ、！？A！？」
『ご、ごぇんな…さっ……ごめ、ん…な、さッッ……っ！！』
口から出た赤黒いそれは、そんなことにすら気づけなかった俺への罰なのかもしれない。
『もっ、もう……ゆ"る"、っじて……いやだッッ死にたく…な、いっ……！こ、わ……ぃっ………』
sn「しっかりして！A！！」
しんぺい神の叫ぶ声と誰かが走ってくる足音を聞きながら、意識を落とす。
それは眠りなんて優しいものではなく、気絶だった。
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すみれいん(プロフ) - 再び読みたくなりきました。その席には俺が座るはずだった…の二つの意味は本当に凄いと思います。改めて読むと鳥肌が…！！悲しいけど確かにこれは無しくん達の中ではハッピーエンド…どうか来世は幸せに、もっと幸せに…と願いました。 (2023年4月12日 23時) (
レス) @page49 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
海 - あれれ？目からアラル海が、、、、。 (2022年9月1日 22時) (レス) @page49 id: 5511dd41f6 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 何でだろ。すっごく泣いた。 (2022年8月27日 16時) (レス) @page50 id: 271b6082c9 (このIDを非表示/違反報告)
ましあ(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございます。自分でも自信作だったので、褒めていくださってとても嬉しいです。続編の更新頑張りますので、これらも応援よろしくお願いします！ (2022年8月13日 12時) (レス) id: d006c90849 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 初めまして！読み終えてからかなり経ちますが…コメント失礼します！私が今まで読んできた中で一番感動した小説です…！当時読み終えたあと心臓がめちゃくちゃドキドキしたのを覚えています…。続編を出してくださるとの事で…本当に嬉しいです！楽しみにしてます！ (2022年8月12日 13時) (レス) @page50 id: 42b05ad4a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましあ
| 作成日時：2020年8月15日 1時
