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あれから２ヶ月くらいが経った。
あまり実感はしてないが食事の味が薄く感じるので……まぁそういうことだ。
zm「A、グルッペンが呼んでたで？何か怒ってるっぽかったけど……」
『？わかった……行ってくるわ。』
総統室へ行く。
ノックして扉を開けるとグルッペンと
しんぺい神がいた。
バレた
gr「……用件はわかるな？」
『ッッ……！』
sn「はーい、逃げないでね？ポケット探すよ？……あった。これ、何の薬？」
『止めッ』
gr「何で……何で黙っていたッッッ！！」
ビクッと体が跳ねる。
グルッペンに怒鳴られたのは初めてで……
sn「病院の先生から連絡が来てたんだ。何で黙ったのかな？」
『……』
sn「……他国で手術も受けれるんだよ？」
『……でも、』
gr「何で、何で黙っていたんだ。兄さん……」
何でって……
gr「……そんなに俺のことが、嫌いか？」
『ッッッそうだよ！！大嫌いだ！グルッペンなんか！』
大声を出す。
兄弟喧嘩なんかこれが初めてだ。
『俺がたくさんの努力で築き上げてきたものを全て壊すッ、俺がどれだけ頑張ってもお前を越せたことなんて一度もない！！お前が、お前が今座っているその席に……どれだけ俺が、座りたかった事か……それに対してお前は、俺に、総統補佐？戦略隊？？何の嫌みだよ……』
gr「……っ、俺は、兄さんに！」
『俺が頑張って進級しても、お前も進級して俺の隣に居るっ。普通に過ごしてれば称賛されることも、お前がいるせいで哀れんだ目でみられる！！何で！！！！何でお前ばかり！！！』
なぁ、グルッペン、知ってるか？
『どれだけいい人でも、誰かにとっては悪者なんだよ……』
『俺は、平和な国を作りたかった……戦争のない、国を。あと少しだった、完璧に準備していた。なのにお前は！あのとき！！』
gr「兄さん、俺も言いたいことがあるんだ。」
不幸なしで幸せは作れないんだ。
『……知ってたよ。わかってさ……叶うはずないって、無理だって。でも試してみたかった……昔の日本のような国をっ、平和な国を作って、核兵器もない、国民が安心して暮らせる国をッ……』
gr「……兄さん、俺は兄さんを尊敬している、家族として大事だ。だから、いろいろしたんだが……全部空回りしてしまった。」
gr「小さい頃、兄さんが諦めずに剣を振ってる姿を見て、俺は兄さんを目標に頑張ったんだ」
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すみれいん(プロフ) - 再び読みたくなりきました。その席には俺が座るはずだった…の二つの意味は本当に凄いと思います。改めて読むと鳥肌が…！！悲しいけど確かにこれは無しくん達の中ではハッピーエンド…どうか来世は幸せに、もっと幸せに…と願いました。 (2023年4月12日 23時) (
レス) @page49 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
海 - あれれ？目からアラル海が、、、、。 (2022年9月1日 22時) (レス) @page49 id: 5511dd41f6 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 何でだろ。すっごく泣いた。 (2022年8月27日 16時) (レス) @page50 id: 271b6082c9 (このIDを非表示/違反報告)
ましあ(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございます。自分でも自信作だったので、褒めていくださってとても嬉しいです。続編の更新頑張りますので、これらも応援よろしくお願いします！ (2022年8月13日 12時) (レス) id: d006c90849 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 初めまして！読み終えてからかなり経ちますが…コメント失礼します！私が今まで読んできた中で一番感動した小説です…！当時読み終えたあと心臓がめちゃくちゃドキドキしたのを覚えています…。続編を出してくださるとの事で…本当に嬉しいです！楽しみにしてます！ (2022年8月12日 13時) (レス) @page50 id: 42b05ad4a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましあ
| 作成日時：2020年8月15日 1時
