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zm「Aっ、鼻水出とるでw」
『……っ、はは、お前だって泣いてんじゃんっっ』
今日が式典の日で良かった。
大の大人二人が廊下で抱き合って号泣してるところなんて、通報案件だからな。
『なぁ、でもさ。グルッペンと友人関係でしかも幹部ならさ、グルッペンの兄について話くらいは聞かないのか？』
zm「んーなんかな？今思えばトントンとかオスマンとかよく話しとったけど……あんま興味無かったし。俺スラム出身やから文字とかもあんまり読めへんから雑誌とかも読まんくて……」
『なるほどなぁ、お前も幼少期、大変だったんだな。』
zm「いやでもやっぱり勉強は嫌いやで！？Aの昔の話聞いてて鳥肌立つくらい勉強してたやんやろ！？尊敬するわ！」
『はははw、まぁそういう教育を受けてたからな。』
懐かしいな……とクスクス笑っているとゾムがジーっと見てきた。
zm「……」
『ゾム？』
zm「言ったら悪いかもしれへんけど、笑い方グルッペンにそっくりやな！」
『え？そ、そうか？』
昔から俺とグルッペンは正反対だった。
グルッペンは父親譲りの顔立ちでいかにも美青年であるが、俺はどちらかというと母親似の顔立ちで、女顔だった。
体つきもグルッペンの方が体格が良く、対して俺はどれだけ食べようが筋トレしようがあまり肉はつかなかった。グルッペンの方が少食なんだがな……
唯一似てるのは金髪ぐらいかと思ったが、笑い方も似てるのか……
zm「あ、あんな……グルッペンは、Aのこと嫌ってないとおもうねん。どちらかというと……」
『……あれ？オスマンだ。』
zm「ほんまや、マンちゃんや！」
os「あれ、さっきの組み合わせやん……って何で二人とも目赤いん？泣いたん？」
zm「そんなことないで！！秘密や秘密！！！」
os「ふーん……あ、そうだA。
今日の夜俺の部屋でええねんな？」
！？
何でゾムの前でそんなこと言うんだ！？
あまり恋人ってこと人前に出さないでって言ったのに……
zm「ぇ、あれ？あ、そうか……Aがグルッペンの兄ってことは、オスマンの……ご、ごめんな、邪魔しちゃって！じゃあなA！」
『え！？ぁ、ゾム！』
何でそういう噂は知ってるんだよ……
os「A。」
『っ、何……』
オスマンが妖しげに笑って耳元で呟く
os「浮気は許さないからね」
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すみれいん(プロフ) - 再び読みたくなりきました。その席には俺が座るはずだった…の二つの意味は本当に凄いと思います。改めて読むと鳥肌が…！！悲しいけど確かにこれは無しくん達の中ではハッピーエンド…どうか来世は幸せに、もっと幸せに…と願いました。 (2023年4月12日 23時) (
レス) @page49 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
海 - あれれ？目からアラル海が、、、、。 (2022年9月1日 22時) (レス) @page49 id: 5511dd41f6 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 何でだろ。すっごく泣いた。 (2022年8月27日 16時) (レス) @page50 id: 271b6082c9 (このIDを非表示/違反報告)
ましあ(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございます。自分でも自信作だったので、褒めていくださってとても嬉しいです。続編の更新頑張りますので、これらも応援よろしくお願いします！ (2022年8月13日 12時) (レス) id: d006c90849 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 初めまして！読み終えてからかなり経ちますが…コメント失礼します！私が今まで読んできた中で一番感動した小説です…！当時読み終えたあと心臓がめちゃくちゃドキドキしたのを覚えています…。続編を出してくださるとの事で…本当に嬉しいです！楽しみにしてます！ (2022年8月12日 13時) (レス) @page50 id: 42b05ad4a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましあ
| 作成日時：2020年8月15日 1時
