今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:2,234 hit
小｜中｜大
二時間目 ページ3
ぶつかった先に居たのは、ふわふわの黒髪の色白の優男だった。
(制服じゃ、ない…ってことは教師か)
｢あ、はい。大丈夫です。すみません｣
｢本当に？顔色、悪いよ？｣
｢……バスで酔いました｣
｢そっかー、慣れないうちは大変だよねぇ｣
うんうん、分かる分かるというように頷く教師。
｢お家は？遠いの？｣
｢え、いや…言うほどでは｣
(何だ、この教師。突っ込んでくるなぁ…)
｢そっかそっかー、20分くらい？｣
｢まぁ、…そんなもんです｣
ふと時計に目をやれば今はもう、着席とされている時間の10分前。しかし目の前の教師はそんなことに気づく様子もなく続ける。
｢20分で酔ってたら大変だねぇ。合宿行く時とか、大変じゃない？宿泊研修とか｣
｢あ、それは…｣
酔い止めを飲みます、と言おうと息を吸い込んだその時。
｢大和先生、そんなところで生徒と喋らないでください｣
と、低く通る声と共に目の前の優男教師の肩に手が置かれた。
｢微積先生!!｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤林檎(プロフ) - nowa-ruさん» あ、あああありがとうございます！更新とか遅いかも知れませんが、よろしくお願いします!!頑張ります!! (2018年4月26日 19時) (
レス) id: 31ca2c0948 (このIDを非表示/違反報告)
nowa-ru - めっちゃ面白かったです！応援してます！これからも頑張ってくださいね！ (2018年4月26日 18時) (レス) id: 3c667cfde4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤林檎 | 作成日時：2018年4月20日 18時
