15,睨みつける瞳 ページ18
こんのすけを洗い、私もお風呂を済ませた後、廊下を歩いていると、ある人にばったり会った。
「鶴丸さん、はじめまして。」
鶴「……。」
鶴丸は黙って私を睨みつけている。
たしか、鶴丸は、大広間に来ないで、夕飯も一口も食べていなかった。
やっぱり、結構な警戒心を感じる。
鶴「……俺は、…絶対お前を信じないからな。」
鶴丸はそれだけ言って、去っていった。
「…まだ、来たばっかりだから。いつかは、ね。」
鶴丸は、手強い。
それは、なんとなくそんな気がしていた。
だって、私の事を一番嫌っていたのも、鶴丸だったから。
審神者ってだけ嫌なはずなのに、覚えてないとはいえ、そういう拒否反応的なのは、残っている物だろう。
「ただいま。」
こ「おかえりなさいませ!どうしました?なんか元気がないですね。」
「え?いや、大丈夫だよ。ほら、寝よっか。」
布団を敷いて、こんのすけ用に毛布を丸めて隣に置く。
こ「わぁ!いいんですか!ありがとうございます!」
ウキウキで毛布に飛び込むこんのすけ。
私も布団に入り込む。
雅に新しい布団を頼んでいて良かった。ちゃんと休めそう。
みんなの部屋にも新しい布団を送って貰ったけど、みんな使ってくれてるかな。
「おやすみ。みんな。」
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片瀬(プロフ) - 更新楽しみにしてます☺️ (2023年4月16日 22時) (レス) @page3 id: fce4ac1cc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかり | 作成日時:2023年4月16日 9時