元刀剣女士が審神者になる【刀剣乱舞】 (ページ16)

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13，居なくなった後にページ16

まんばちゃんは淡々と話し始めた。

山「ある日、突然政府から奴の処分の命令がきた。

奴はずっと政府にバレないようにしてきたが、流石に感づかれたんだろう。

俺達はこれで自由になれるって思った。
だが、奴が処分される直前、奴が暴れだしたんだ。

包丁をもって、本丸中を走り回り、俺達に襲いかかってきた。

でも、俺達も刀剣だ。避けることも逃げることも難しいことではなかった。

だが、誰かはわからなかったが、粟田口の誰かが逃げている途中に転んでしまった。その隙に奴が襲おうとしたんだ。

それを庇って、一期一振は背中に大きな傷を負った。

そして、奴を一期一振から離そうとした鳴狐も、逆上し傷を負った。

そうしてすぐ政府の人間がきて、奴は取り押さえられたが、二人はその傷が原因で今までギリギリ持ちこたえていた体が、限界を迎えてしまったんだ。

時間差行軍からの傷ではないから、破壊にはならなかったが、顕現が解かれてしまえば、破壊と同じようなものだ。
戻ることは普通ない。」

私がいなくなってから、そんな事があったんだ。だから、二人は……。

これは、絶対に助けないと。

「事情はわかった。ありがとう、教えてくれて。」

山「……本当に戻せるのか。そんな話聞いたことない。」

「できる。てか、やる。そのための審神者でしょ？私が来た意味は、みんなを助けるためなんだから。」

山「そうか。……絶対、助けてやってくれ。」

「うん。任せて。」