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12,頼まれごと ページ15

夕飯も食べ終わり、みんな自室へと向かっていった。


そんな中、ある人が私のところまでやってきた。

乱「主さん!」

「乱さんと、五虎退さん。どうしたの?」

乱「あのね、僕達主さんのこと、信じてみようって、思ったんだ。ね、五虎退。」

五「はい。ただ、まだ兄さんたちは、迷ってるみたいで、それで、お願いなんです。」

乱、五「いち兄と、鳴狐兄さんを助けてください。」

助ける?どういうことだろう。

「どういうこと?傷が酷いとか?」

五「そういうことじゃなくて、…ふたりとも、刀に戻っちゃったんです。」


あれ、でも、私が折れるすぐ前まで、ふたりとも居たはず。

一体いつの間に…


今はその問題じゃないか。


「わかった。明日の昼食あとに粟田口の部屋に向かうね。」

乱「ありがとございます!それじゃあ兄さんが心配するので戻りますね!」

五「おやすみなさい、主さん!」


ふたりはそう言って、部屋へと帰っていった。


主、か。

やっぱり、嬉しいな。認めてくれたみたいで。




山「…おい。」

「はい。あ、山姥切さん。」

山「さっき何を話してたんだ?」

「鳴狐さんと一期さんを助けてほしいって二人に頼まれて、だから明日の昼後に粟田口の部屋に向かうよ。」

山「!……あの二人をか。」

一瞬驚いた顔をするまんばちゃん。

そりゃそうかもね。だって、普通できないもん。顕現が解かれたのを元に戻すって。

私は元々刀剣だったからなのか、他の審神者とは少し違う力も使える。

資源がなくても手入れが出来たり、出陣、遠征もできたり。

まあその分、霊力の消費も凄くなるらしいけど。


「ところで、聞きたいことがあるんだけど。」

山「なんだ。」

「あの二人って、どうして顕現が解かれたの?…言いたくなかったら、言わないでもいいけど。」


山「それは、…奴がここから去る直前の話になる。」

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片瀬(プロフ) - 更新楽しみにしてます☺️ (2023年4月16日 22時) (レス) @page3 id: fce4ac1cc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2023年4月16日 9時

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