人気声優だけど、オタクです。

ぶつかった人はイ... ページ29

ドンッ

？「あっ！ごめん!!大丈夫？」

『あっ、いや。大丈夫です。
すいません。』

ぶつかった衝撃で尻もちをついた私は顔をあげる。
と、イケメンが立っていた...

『さ.....櫻井さん？！』

櫻井「んふふっwそうだよwめっちゃ驚いてんじゃんw」

そう言いながら尻もちをついている私に手をさし伸べてくれる櫻井さんは王子。

『あっありがとうございます。すいません。
っあ...』

立たせてもらうと意外と櫻井さんとの距離が近くガン見するべきか...かわいらしく逸らすべきか...

まっ、ガン見してるんですけどね♡
中々ないよ〜こんな近くで櫻井さんを見れるなんて。

しかも、身長高いから見下されている...
最高です。

今日もメガネ最高です。

櫻井「そんな見られると照れるww」

そんな、照れてる櫻井さんかっこいいでっす！？

なんちゃって☆いや、事実だけれども...

違う違う!!

『あの、鈴木さん達は？』

櫻井「すずき...？あっ！たつか！
たつなら下野とどっか言っちゃったよ。」

たっつん達どこ行ったんだろ？

『そうなんですか...。ありがとうございます。じゃあ...』

探しに行かなきゃ。

櫻井「まって...」

探しに行こうとすると、櫻井さんに手を握られ止められる。

『なんです...か？』

櫻井「んーなんでもないけどww」

やだーイケメンー♡

『そうですか。じゃあ、また。』

櫻井「かわいいね」

『え？』

櫻井「なんか、初めて会った時よりもかわいくなってる。
それを言おうと思って。ごめんね引き止めてww」

『いえ...』

櫻井「じゃあ、」

それだけを言うと櫻井さんは手を振りながら去って行った...

まって...かっこ良すぎだろぉぉ!!
かわいいって言われちゃった！めっちゃ嬉しい！
なに？ゆめ？夢なの？

ほっぺをつねるとめっちゃ痛かった。

痛い！現実だ！やばい！

鈴木「やばいねーw」

下野「傍からみたら変な人だねwww」

『って、え？いたんですか？！』

鈴木「居たんですかってww」

下野「あそこの角で見てたのww」

あそこの角ってどんだけ角があるんだよww

『あーそんなんですか...
てか、聞いて下さい！！ちょっと自慢したいんですけど！あのですね！櫻井さんがですね！！』

鈴木「おーおーww落ち着いてww聞くからww」

下野「聞いてたけどねw全部ww」

鈴木「下野さんwこいつ俺達の声聞こえてませんよww」

下野「そうみたいだねw」

鈴木「帰りますかw」

下野「うんw」



私が気づいた時にはもうたっつんもしもんぬもいなかった...

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